【映画評】夏休みジブリ映画3本立て ― 私が宮崎駿を嫌いなわけ

これまでアニメについてなんて、ほとんど書いたことがなかったのだが、カートゥーンについて書いたらなんとなく乗ってきたのでアニメつながりで。
夏休みということで、日本テレビがジブリアニメを3本放送したのでそれがネタ。ちなみに『となりのトトロ』と『もののけ姫』は何度も見たが、『借りぐらしのアリエッティ』は今回が初見。

参考

夏休みジブリ映画3本立て ― 『となりのトトロ』

夏休みジブリ映画3本立て ― 『もののけ姫』

夏休みジブリ映画3本立て ― 『借りぐらしのアリエッティ』

 

最初に言い訳

ただ、『トトロ』と『もののけ姫』はあくまで前座で、これまでのリビューなら『アリエッティ』の枕にするところなのだが、ブログになってからはあまり長々しい文章は読みづらいと思って分けることにした。そのためあんまり中身がなくてすみません。
あと、ふだん映画評を書くときは横目でビデオを眺めながら書くのに、今回はそこまでする気力なくて、『トトロ』と『もののけ姫』に至っては録画もしてないので、記憶違いや誤解もあるかと思います。
ついでに、どれも冷淡で意地悪な内容なのは、私が宮崎駿を嫌いというのもあるが、たぶん基本的にアニメがあんまり好きじゃないせいです。よって宮崎ファン、ジブリファンが読むと気分を害すること必定なのでおすすめしません。
しかしまあ、こう誰もが褒め称える国民的アニメには一言いってやってもいいんじゃないでしょうか。

私がジブリを嫌いなわけ

私が何かにつけてジブリ、というか宮崎駿は嫌いと言っているが、そう言えばなんで嫌いなのか書いたことなかったな。まあ、嫌いと言ってもこうやってテレビ放送があれば見るレベルには関心があるというか、もちろん一定以上のクオリティにあることは認めている。
ただ、自分でDVD買ったり、劇場でお金払って見るほどは好きじゃないし、特に世評の高さほどには評価していないというだけ。『マイリトルポニー』は結局がまんできずに、アメリカからDVD全作取り寄せてしまったというのにね(笑)。

そもそも、この『トトロ』を初めとして、世間では超傑作と言われる、『ルパン三世 カリオストロの城』、『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』、『魔女の宅急便』あたりはすべてリアルタイムで見ているし、『ナウシカ』は原作のマンガも読んでるが、どれも言われるほどピンとこない。
いや、別に駄作というわけじゃないし、見ているときはそれなりに楽しんでいるのだが、私の心に訴えるものが何もなくて、残るものがないとしか。

『トトロ』については後述するが、それじゃなんで宮崎駿はだめなのか考えてみた。

と言っても、何も目新しいことはないのだが、まず彼の絵がだめだ。もちろん私はいわゆるアニメ絵はもっと嫌いで、それに較べれば彼の絵は「リアル」なぶんましなのだが、なんかあの「へのへのもへじ」みたいな顔が貧相すぎてダメ。淡白すぎるんですわ。私がアメリカのカートゥーンで育ってしまったせいもあるかもしれないけど。

それを言うなら、私は日本のものがすべてダメという特異体質なので、それを言ったら身も蓋もないが、とにかく私には日本的すぎてダメ。

あと、子供向けだからしょうがないんだけど、主人公、特にヒロインが清く正しくがんばり屋の良い子なところが嫌い。だいたい少女嫌いだし、宮崎駿と言えば少女(幼女?)愛だし。別に美少女は私も嫌いじゃないが、ああいう溌剌として前向きな優等生はだめだ。

まあここまでは完全に難癖だが、公平に見ても許しがたいのは声優。特にジブリになってからはプロの声優は使わない主義とかで、アイドルとか俳優とか、どっちでもない素人のおっさんとか使ってるのは、まともな神経の持ち主なら聞くに堪えない
いちばん最初に「いくらなんでもこれはない!」と思ったのは糸井重里で、あれはどの作品だっけ? そうだ『トトロ』だ。とにかくあの棒読みを聞いただけで、まともに見る気が失せた。

そもそも私が日本映画がどうしてもだめな理由のひとつが台詞回し。これもほとんど難癖に近いが、日本語というのは英語などの外国語にくらべ、抑揚やリズムがなく、ただでさえ一本調子な棒読みに聞こえるという難点があり、悪いが日本人俳優のセリフは私にはみんな棒読みに聞こえるのだ。プロの名優がやってもそうなのに、ましてや素人のおっさんやお嬢ちゃんの大根芝居なんか聞いてられるか!
だから私は宮崎作品は、可能ならばつねに英語吹き替えで見ている。その方がずっと作品に入り込めるし感動できるので。

あと、この人、基本的にクリエーターとしての想像力とか企画力とか、言うまでもなく絵心はふんだんに持っていて、もちろんアニメーション作家としては一種の天才には違いないんだが、脚本はいつも難ありっていうか、きちんと筋道の通ったお話を書くのは苦手なんじゃないか?
「世界に誇る日本のクリエイター」という意味で、アニメの宮崎は比較するなら、映画の黒澤明、マンガの手塚治虫並みの重鎮なのだが、黒沢と手塚はストーリーテラーとして超の付く天才だったのに、宮崎はあくまで絵描きでお話作りは得意じゃないんだろうなあ。

まあそんなわけで、最近はもうジブリの映画はファンタジー以外見てない。というか見る気が起きない。

というわけで、宮崎駿3本建て行きます。と言っても、『トトロ』と『もののけ姫』はもう何度も見ていてあまり新鮮な発見や感想は出てこないと思うんだけど、『アリエッティ』にはどうしても一言いわせてもらわなきゃ気が済まない。

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