【マンガ評】ポーランドボール(UK編)

Polandball-UK02

  • Polandball(スペースは入れません)は国際掲示板の投稿から生まれたマンガです。
  • もともとの発祥の地であるドイツの掲示板ではポーランドをからかうためのものだったので、この名があります。Redditを本拠地にした今はポーランド以外もターゲットになるので、Countryballとも言います。
  • Polandballは国旗の丸に白目以外は描いてはいけないというルールがあります。目玉も鼻も口も手足もあってはいけません。ただし、イギリスはトップハットとモノクル(片眼鏡)(貴族のつもり?)、アメリカはサングラスを付けてなくてはいけません。
  • 他にも、フリーハンド以外だめとか、ポーランドはいつも逆さまに描かれるイスラエルは四次元立方体である、といったPolandball世界の決まりがありますが、マンガとは関係ないので省略。
  • Polandballには様々なステレオタイプやインターネット・ミームが取り込まれています。「ポーランドは宇宙に行けない」といったPolandball特有のミームもあります。
  • これは元々早稲田の授業「英語Theme」(テーマは英国研究)のために集めたものです。でもあまりにおもしろすぎるので、ブログに移して一般公開することにしました。
  • 授業で使うには不謹慎すぎるのに気付いたせいもあります。
  • その際、英語だけでは一般の方にわかりにくいので翻訳を加えました。バカ学生でもわかるようになって一石二鳥です。
  • でも学生のために英語もできるだけ残しました。ほとんどがEngrish(英語国以外がしゃべるでたらめ英語)なので、英語の勉強には逆効果ですが。
  • 翻訳はすべて私ですが、一部Engrishの訳にはポーランドボール 翻訳のポルポルさんの影響が入ってます。
  • Polandballは歴史的・史実的には嘘八百ですが、ちょっぴりだけ事実も入ってます。
  • ここで取り上げたのは当然、ほとんどが英国関係ですが、他のもおもしろいのでいずれ続編もやりたいと思います。
  • タイトルは元の画像のタイトルを翻訳したものですが、一部タイトルがわからない画像があったので、適当なタイトルを付けておきました。
  • 元画像へのリンクも貼りたかったんですが、とにかく膨大な数の画像があってめんどくさいのであきらめました。原語で読みたい方はPolandballで検索すれば死ぬほどたくさんあります。
  • 画像ファイルが死ぬほどでかいので注意。クリックで拡大できます。画像は同一タブで開きます。戻る時はブラウザの戻るボタンでお戻りください。

♦ それじゃ最初に、イギリスボールではいちばんお気に入りのやつを。
♠ せっかくイギリスだから、四王国のボールをアイコンにしようと思ったのに、ブログじゃできないことに気付いた。ブログってほんとにクソだ。
♣ とにかく今日はなるべくご託抜きでマンガを多く紹介する予定です。

《車内はどうぞお静かに》

Polandball-UK14♠ なかなかの長編だが、この人絵うまいね。
♦ あまりにもイギリスらしい。すごいむかついてるんだけど、面と向かっては何も言えないで悶々としてて、家に帰ってからひとりつぶやくあたり。
♥ イギリスで電車乗ってると、本当にこういう人よくいるから笑う。
♠ よくいるって、トップハットにモノクルかけたボールが?!
♣ それよりこれはストーリーと関係ないところに遊びがいっぱい仕込まれてるからいいのよ。
♦ うん、ちょっと列挙してみるね。

  • 9 3/4番線に稲妻マーク。(ハリー・ポッター
  • 列車名は「トランス・クレイ・エクスプレス」でトランス・ヨーロッパ・エクスプレスのもじり。(クレイはポーランドボールでは国の意味)
  • フィンランドは北欧になりたいエストニアにつきまとわれている。(ポーランドボールの定番ネタ)
  • シーランド・ザ・ミュージカル」のポスター。(シーランドはイギリス沖の未公認独立国)
  • ギリシアはドイツに借金返済を迫られているので「ドイツ、やめて」と寝言を言っている。
  • ノルウェーが「月刊オイル・マネー」を読んでいる。
  • カザフスタンが網棚の上に。(四角いから?)
  • アメリカのiPhoneがリンゴならぬ、かじりかけのハンバーガーのマーク。
  • イギリスが読んでいるのは「デイリー・クレイ」。
  • トイレから出てきたフランスがトイレットペーパーを引きずっている。
  • 新聞記事。
  • 電車の屋根にインド
  • お尻のロゴのArsebucks Coffee。
  • ポーランドはトイレ掃除。
  • アイルランドは飲んだくれのホームレス。
  • スウェーデンは引きこもり。
  • ドアの番号は国番号
  • 玄関ホールの壁に大英帝国の地図。
  • 書斎の壁にマグナカルタ
  • 暖炉の上にアングロ・ファミリーの写真。
  • 蜘蛛の巣のかかったワールドカップの優勝トロフィー。
  • 車はミニ・クーパー。(たぶん。車のことはよく知らん)
  • 本のタイトルが「アイルランドを抑圧する」。

♠ 細かい!
♥ 家の中の様子が異常にリアル。イギリス・ボールが現実に存在したら本当にこういう家に住んでそう。
♣ 実際、イギリスの家ってみんなこんな感じだし。
♦ いい家じゃないの。特に書斎が最高ね。
♥ ワールドカップのトロフィーに蜘蛛の巣が張ってるのに笑った。確かに1966年以来優勝してないからなあ。
♣ でも彼が心の底からくつろげるのはここだけなんだよね。
♠ このマンガにはイギリスのすべてがあると言っていいな。

♦ 次は定番の帝国ネタです。

《ブリタニアの栄光》

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♥ はいはい。昔の栄光は今いずこってのは、「元帝国」に付きものだよね。
♠ その中では英国はまだましなほうだと思うけどな。イタリアとかギリシアなんて、もう完全にヨーロッパのお荷物だし。
♣ そりゃ大英帝国はその中じゃいちばん新しいし、まだ多少は昔日の栄光も残ってるし。
♦ それでいて、史上最大の帝国ってところがすごい。
♥ あんたが威張る必要はない。
♣ 他の帝国って誰?
♠ 面倒くさいから調べてない。日章旗みたいなのはマケドニア帝国だっけ?
♦ じゃあ、もういっこ帝国ネタで。

《紅茶》

Polandball-UK05♣ 帝国ネタというより紅茶ネタだね。これも英国には付きものだが。
♦ まあ、史実的にもそう間違ってはいない。
♠ ポルトガルは墓穴を掘ったな。
♥ スペインに思いきりにらまれてる。余計なことしやがってって感じ?

♦ それじゃ次は、これも英国というと定番ネタの飯がまずいってやつ。

《イギリス料理できるもん》

Polandball-UK08♣ これは笑った(笑)。
♠ なんでだよ! トーストサンドうまいだろ~! 文句あるか?
♥ フランスの表情がいいね。特にこっちを見るところが最高。
♣ いつも思うけど、白丸だけでよく表情の変化が出せるね。
♦ ちなみにフランスが白旗を差し出しているのは、フランスは腰抜けですぐに降伏するというミームです。
♥ 落ちの香港が美味しんぼ(笑)。
♣ なんで香港はあんなに英国にこだわるんだろ? 異常に英国性を強調するよね、香港人って。
♠ そりゃ二択のもう一方が中国なら誰でもそうなるさ。
♥ なんか抵抗も虚しく中国に呑み込まれつつあるがね。

♦ もひとつ定番、天気ネタ

《雨》

Polandball-UK01♦ これは説明がいるかな。英国というと雨ばっかり降ってると言われるけど、雨だけならまだましって話。
♣ 雪や嵐があるのはスコットランドだけだから。
♠ 逆に言うと、むっちゃくちゃラッキーだろう? 地震や津波や噴火や竜巻や台風がないのはともかくとして、雪も降らないし、嵐にもならないって、どんだけ生ぬるい穏やかな気候なんだよ!
♥ これなら少しぐらい湿っぽくても我慢しろやと思うよね。
♦ でも雨だって一年中降り続けばいやにもなりますよ、というのでこれは?

《四季》

Polandball-UK11♥ ニポンボール登場。
♣ この四季があるっていうミーム、よく見るけど何が元ネタなんだろう?
♦ 私が最初に見たのはもう大昔、日本人向けの英語教材でだから、たぶんそれじゃないかな? 外国人が描いた日本人論で、日本人がやたら四季の変化を自慢するのはおかしいと論破していた。四季がない国のほうがめずらしいって。
♠ なぜか韓国人が同じ自慢してるのも見たよ。
♥ ある意味イングランドは本当に四季がないかも。少なくとも気温はほとんど一年中変わらないし。摂氏5~10度ぐらいの間で。
♦ 雨の中のイギリスの表情がたまんないわ。うつむいてじっと耐えてる感じが。
♣ 「黙ってじっと耐える」ってのがイギリス人の最も重要な性質だからね。
♠ なのにそもそも耐えるほどの試練がないという。
♥ いっぱいあるよ。なかなか来ないバスを待つとか。
♦ ここでこっそり教えるけど、実はイギリスは雨もそんなに降らない。曇ってはいるが、パラパラ降ってはやんでという感じの雨が多いし、天気はしょっちゅう変わるし。日本の方がよっぽどダラダラ長雨が降る。

♠ 次。歴史物はどう? これは第一次大戦秘話だけど。

《連合王国はひどい父親》

Polandball-UK18♣ こわいよ、これ!
♥ オーストラリアはゾンビか。
♦ 鬱月間かな?(Redditでは定期的に鬱月間として暗い内容のコミックのコンテストがある)
♠ たぶん、ガリポリの戦いのことだと思うんだけど、べつに弾よけにしたわけじゃないけどね。ANZAC(オーストラリア・ニュージーランド軍団)は志願兵の集まりだったし。でも確かにずさんな計画のせいで弾薬も装備も不十分で、初めての戦争がこれだったから植民地組にはつらい記憶だろう。
♣ でもこれが独立への布石になったとも言うしね。
♠ まあ、まともに戦っても、あんまり役に立ちそうにない連中だけどね。エミュー(鳥)と戦争して負けるような国だし(笑)。(興味ある人は「エミュー戦争」でググれ)
♥ 植民地三国がかわいい。違いは模様と帽子だけなのに、ちゃんとそう見えるし。

♦ まあ、イギリスが植民地の扱いがひどいのも当然。実の息子でもこうなんだからというのが次のコミックで、こちらは王室ネタ。

《王位継承》

Polandball-UK09♠ チャールズ(笑)。
♦ ちなみにチャールズがウェールズボールなのはPrince of Walesだからよ。
♥ まあ、あの穀潰しが息子では女王様も引退したくてもできないのはわかるが、さすがにちょっと意地張りすぎ。いくつまでがんばる気なんだ。

♣ ポーランドボールでイギリスの息子と言えばアメリカってことになってるんだけど、アメリカとの関係もってことで。

《サングラスの陰で》

Polandball-UK06♣ これもひどい(笑)。
♠ アメリカをかわいそうだと思ったのは初めてだ。
♥ それでサングラスの下には何があるの?
♦ 涙ってことじゃない?
♣ いや赤い傷みたいなのがあるよ。
♠ 傷は心の傷にしておいたほうがよかったな。
♥ つまりどういうことよ? 虐待されたから粗暴になったってこと?
♣ いや、承認欲求でしょ。親にほめられなかったから、いつも自分でアピールしてないと自分の価値を信じられない。
♠ チンチンが小さいからだという解釈のマンガもあったぞ。
♥ でもこれって、たいていのイギリス人がアメリカについて思ってることだよね(笑)。

♣ これって、イギリス人の子供の扱い方についての皮肉も入ってると思う。
♦ うん。イギリスは子供のしつけに厳しいので有名。さすがに今は体罰は禁止になったが、長らく「鞭を惜しむと子供がダメになる」という考えがあったぐらいで。
♠ まあ体罰は別として、私から見ると、アジアやヨーロッパの親は子供に甘すぎて気持ち悪いと思うけど。
♥ だからイギリスの子供は嘘のようにお行儀が良くてかわいい。

《クリスマスカード》

Polandball-UK04♠ そう思ってるのはあんただけだって。
♦ 確かに英国ファミリーって考えた時、まず第一に思い浮かぶのは四王国、それからコモンウェルス(英連邦)の国々で、アメリカは含めないよね。イスラエルやパレスチナを入れないのと同じで。
♥ だいたい子供の方がでっかいし。
♣ だけど、アメリカはまだそう思ってるのが悲劇なんだってば。
♥ だいたいアメリカって友達いないし。
♦ カナダとはとにかく近いし、関係は深いから、ポーランドボールでもよくアメリカとカナダはバディものとしてつるんで描かれてるけど、カナダは本当はあまりアメリカ好きじゃないんだよね。
♣ 実際、米英戦争(1812年戦争)ではカナダはイギリスについてアメリカと戦ったし。

♠ これはポーランドボールとか、この手の海外掲示板見てるとすごく感じるけど、アメリカを好きな国って日本と韓国だけだよね。だからたまに日本の掲示板見るとすごい違和感を覚える。なぜかアメリカがヒーローになってて(笑)。
♦ でもアメリカの孤独もちょっとわかるわけよ。日本と韓国にいくら好かれても、遠く離れた、見た目も言語も違えば、まるっきり異なる文化圏の国だからねえ。気持ちはやっぱり大西洋に向いてるんだろうねえ。
♠ 悲劇なのは、だいたいにおいてアメリカ人はイギリスが好きなのに、だいたいのイギリス人はアメリカが嫌いってこと。

♦ この話で忘れられないのはさ、東日本大震災のとき、アメリカが「トモダチ作戦」とかなんとか言って、戦艦送ってよこしたんだけど、これが日本のネットじゃなぜか大絶賛されていて。
♠ 同じころ、私は(日本の様子が海外でどう見られているのか知りたくて)国際掲示板に入り浸っていたんだけど、そっちじゃ非難ごうごうだったんで、その差に唖然とした。
♣ 要するに「いいかっこすんな」って感じだった。世界中で罪もない民間人を殺しまくっておいて、日本に手を貸しただけで正義の味方ヅラしやがってという感じで。
♥ とりあえず、日本人は本当にアメリカが好きなんだと思いました。もしかしてネトウヨのやらせかもしれないけど。
♦ それがそもそもおかしい。私の知ってる昔の本物の右翼は親中・親韓だったけど筋金入りの反米だったぞ。
♣ だからネトウヨというのは右翼じゃないんだって。

♥ ネトウヨなんかどうでもいいわ。これ、カードの絵がかわいいだけによけいアメリカがかわいそうな感じ。
♣ トナカイとサンタの格好したオーストラリアとニュージーランドがかわいいね。大きすぎるお父さんの帽子をかぶってはしゃいでいるカナダも。
♠ ニュージーランドは非国民だぞ! 国旗からユニオンジャック外そうとして、国民投票にかけようとしているところ。
♥ それでまた、ふざけた案が続々と。キウイ(鳥の方)とか。
♦ 確かにオーストラリアとまぎらわしいという欠点はあるけど、ユニオンジャックは世界一かっこいい国旗なんだから、あのままでいいじゃない。

♦ そこで父ちゃんに頭の上がらないアメリカも、たまにはこういう反撃にも出るんだが‥‥ってことで次のコミック。 最初のコマは時事ネタだけど、まあ大して関係ないから。

《タッチスクリーンと銃器》

Polandball-UK17♦ これは正統派の「マンガ」ですね。
♣ パラオの謎の科学力!(笑)
♠ これ、歴史変わっちゃうじゃん。イングランドがフランスを銃で制圧しちゃったら。

♦ というわけで、昔からイギリスの最大のライバルにして宿敵はフランスなのだが、これはそれをおちょくったコミック。ネタはもちろん例のシャルリー・エブド襲撃事件です。

《カエルの守護者》

Polandball-UK12♥ テロリストもたじたじ。「切れると怖い英国」シリーズ(笑)。
♦ でも正直言ってフランスじゃあもう相手にならんのだよなあ。かといってドイツじゃそれほど燃えないし。
♣ ライバルのいないつらさはアメリカも同様で、それもよくコミックになってます。ソビエトの墓で「昔は良かった」と泣いてるアメリカとか。

♦ じゃあ続けて今も話題の時事ネタ。移民問題ですね。

《EU》

Polandball-UK10♥ 続いても移民ネタです。

《イギリスがヨーロッパの移民問題を解決するよ》

Polandball-UK07♦ これは絵を見ただけで笑った。絵の下手くそさがかえっていい感じ。
♥ 「皆殺しにしよう」「それはちょっと」のやりとりで笑った。ドイツは今シリア移民一手に引き受けてるのに、ひどい言われよう。
♠ いや、すでにそのシリア人たちを収容所に送り込むポーランドボールが山ほど作られてるぞ。
♣ 移民を収容したところが実際に元収容所だったとかいう落ちもついてる。
♦ しょうがないね。ドイツはナチネタ、イギリスは植民地ネタ、日本は帝国軍人ネタで、いつまでたってもいじられる運命とあきらめるしか。
♠ しかし読んでるとなんか正しい解決法のような気がしてくるところがなんとも。

♦ でも、これを書くために英国ボールのコミック一気読みして思ったけど、だいたい英国はいい役もらってるね。リーダーだったり、先生役だったりで、基本的にはおだやかな紳士に描かれている。これは好かれてるってこと?
♠ 他のヨーロッパの列強と同じで、確かにひどいこともさんざんやってるけど、なんというか、頭の良さと外交能力が桁違いに高いんで、かえって感謝されたり、尊敬されたりしている。旧植民地にどう思われているか、大英帝国と大日本帝国をくらべてみれば一目でわかる。あれって、今の中韓が天皇の写真を家に飾って、「ありがたやありがたや」と拝んでるようなものよ。オーストラリアなんて本当にそんな感じだったし、実際、女王の写真家に飾ってる人もよくいるよ。オーストラリアだけならまだしも、そういう国がまだ何十か国もあるんだよ。なんなの、この違い?
♥ まあ、日本はその手の外交能力がゼロに近いから。
♣ そのイギリスも実態はこれだけどね。

Polandball-UK03♠ 表向きは気取ってるけど、実質はケチなチンピラの集まりという(笑)。これすごいリアルじゃない?
♦ でもこの4国が集まると本当にそう見えるから不思議なのよ。
♣ それもそうだけど、もう世界のリーダーになれるような国がいないからってのもあるんじゃない? 19世紀はイギリスの世紀、20世紀はアメリカの世紀ってのは実に明快だったのに、米ソの時代が終わってからは混迷の時代に入ってる。リーダー不在なのよ。
♠ 二度の大戦さえなければ、次はドイツあたりがリーダーにおさまっても不思議はなかったんだけど、あれ以来ドイツは基本的に信用されてないし、日本や中国やブラジルみたいな新興国はもってのほかという感じだし、マンガの中だけとはいえ、リーダーがつとまるのはイギリスぐらいしか残ってないのよ。

♦ ふーん? でも対外イメージって大事よねえ。それも日本は壊滅的に失敗してるし。
♠ あれはブレアの時代だっけ? 「ルール・ブリタニア」じゃなかった、「クール・ブリタニア」という政策が国ぐるみで採られたことがあって‥‥
♥ 見え透いた言い間違いを‥‥
♦ いや、それに引っかけてるんじゃないの? つまり、ロックやファッションを中心としたイギリスの若者文化=サブカルチャーを世界に売り出そうという政策で、成功したかどうかは知らないけど、まあもともとロックはすごい外貨稼いでいたから、それほど無理はなかったの。
♠ そしたら日本政府がまるまんま真似して「クール・ジャパン」とか言って、日本のサブカルチャーを売りだそうとしたの。
♣ あれはひどい。もう聞いただけで恥ずかしくて死にたいと思った。ああいうことするから猿とか猿まねって言われるのわかってないんだろうか。
♦ たぶんアニメとかがちょっと売れたんでいい気になったんだろうけどね。
♠ おかげさまでその政策が功を奏して、それまで日本と言えばサムライ・ゲイシャに帝国軍人のイメージだったのに、今は萌えアニメと変態AVと触手ポルノの国として世界に名をとどろかせましたがね。おかげで日本を題材にしたポーランドボールもそればっか!
♦ 確かに(触手はともかく)それが日本のサブカルチャーの粋だもんね。何を売りたかったんだろうねえ(笑)。
♥ それで今度は東京オリンピックにAKBでしょ。私、それまでに国籍離脱するからね!

♦ 日本の話すると気分悪くなるから英国に話を戻そう。トップのこの絵もかわいいでしょ?

Polandball-UK02♥ ちょうちょを見てるスコットランドがかわいい。
♠ 羊を連れたウェールズもかわいい。なんで羊かは学生も見るここにはとても書けないけど。
♥ え? 羊がいっぱいいるからでしょう?
♣ ウェールズとニュージーランドはなぜかsheep-shaggerということになってるのだ。
♦ 書くなと言ってるのに!
♣ 今気が付いたけど、これちゃんと背景もドーバーの白い崖になってるんだ。
♠ こういう絵よく見るけど、四王国と連合王国が同時に描かれているという不思議。
♥ それを気にしてちゃポーランドボールはやってられないよ。

♦ それじゃ最後に秘蔵の一枚。とびきりかわいいウェールズをどうぞ。

Polandball-UK13♥ なんなのこれ?
♦ いや、このマンガ自体はおもしろくなかったんだけど、このコマのウェールズの絵とセリフがかわいすぎたのでつい。というところで今日はおしまい。そのうち続きもやるよ。
♥ やっぱりポーランドがいちばん笑えるし、かわいいのでポーランド編やってほしい。
♠ マンガとしていちばんおもしろいのは鬼畜ドイツでしょ。
♣ なぜか北欧がすごい人気なのも興味深い。

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