服がない ― 高齢者女性の悩み

というわけで、急激な肥満に悩み、痩せることを決心したのは2011年5月1日の日記に書いたが、それから5年、60才の大台を超えた現在の近況報告。
いちおうでたらめダイエットのせいか、体重は12キロほど減ったんだが、正直言って痩せた実感はゼロ。その間、ずっと通院していたのに足はますます弱り、今では杖が手放せなくなってしまった。なんかむしろ贅肉より筋肉が落ちたぶん体重が減ったようにしか思えない。これはある程度加齢のせいもあり、なんかあきらめムードになりつつあるが、そういうババくさい愚痴はさておいて、ここでは高齢&ビッグサイズ女性のファッションについての日頃の憤懣をぶちまけようと思う。

2011年5月1日の日記「体型に合った服を選ぶんではなく、強制的に服に体型を合わさせる日本」を糾弾したが、年を取れば取るほどその矛盾にむかついている。つまり、西洋諸国はだいたいすっごい小さくて細い人から、大地を揺るがす巨人(笑)まで大小様々なので、服のサイズも細かく多様に分かれてるのに、日本はせいぜいS~LLの幅しかないという矛盾である。
大きいサイズの専門店とか通販もあるなんて言わないで。自分で探してみるとわかるが、そういうのは本当に少なくて、デザインの選択肢なんかゼロに近く、しかも体に合う可能性も限りなくゼロに近いのだ。
そして若い女性向きの服は、だいたい小柄で細くてかわいらしいという「理想の女性」向けに作られているから、本来いろんなタイプの女性がいるはずなのに、みんな無理してダイエットしてまでかわいらしい服を着ようとするってこと。
まあ、私はその点若い頃からあきらめていて、あそこにも書いたように、ジャケット・コート・パンツはメンズしか着てませんでした(着られなかった)けどね。

そうそう、私の悩みをズバリ表すような画像をネットで拾ったので貼っておこう。

diet02これ、「中国製の通販の服にだまされた!」という海外サイトにあったもので、ミニのワンピースを買ったはずが、ただのカットソーだった、というんだが、右側の女性の体型が(今から15年ぐらい前の)私の体型そっくりだし、この服も私が日本の服を着たときのサイズ感そっくりだったので笑ってしまった。
まあ、正直に言うと私はこれほど胸ない代わりにお尻はこれより大きいけどね。でもそれ以外は自分の写真じゃないかと思ったぐらいそっくり。

ハイ、実際ワンピースをカットソー代わりに着るのは普通です。ていうか、普通の女の子サイズのトップスだとヘソ出ます。この袖の短さもパッツンパッツンさもリアルすぎる! 私なんてこの白人ほど肩幅なくてむしろ日本人サイズでも肩が落ちまくりなのに、長袖だとこの短さにしかならない。冬にこんな格好じゃ寒くてたまらないから、必然的にコートやジャケットは男物を着るしかない。
とにかく着るものすべてがこの調子。ハイソックスはソックスになり、ニーハイでかろうじて膝下。(これある男に言ったら、嘘言うなと鼻で笑われたんだが、そんなに信じられませんか? 事実なんですが) 普通のレディースのパンツやジャージは私がはくとクロップトパンツにしかならなくて、すね丸出し。前に書いたようにパンストはどんなに引っ張っても腰骨にも引っかからない。どこの服屋へ入っても子供服売り場を見てる気になる。

これは足が不自由になって知ったが、あろうことか、杖さえも(伸縮自在で男女兼用なんだが)、ぎりぎりいっぱいまで伸ばさないと使い物にならない。ていうか、真ん中に合わせたんじゃそもそも地面に届かない。170の私でこうなんだから、背の高い男性なんかどうすればいいのか。(実は男性のほうが胴が長いので、手足の長さは180台の男性より私のほうが長いこともある)
とにかく、今度イギリス行ったら絶対杖買おう。向こうは伊達ステッキの伝統があるお国柄なので、杖の種類も豊富だし、すごいかっこいいのがあるから。190cm越えの爺さんも珍しくないしね。

駅なんかの階段の手すりも頭が痛い。あれって車椅子用だよね?と書いてから、車椅子で階段が登れるはずがないという矛盾に気が付いた(笑)。というのも、私はもう手すりがなくては階段が登れないのだが、立ったままでは手すりにまったく手が届かない、正確には指先が軽く触れる程度だからだ。これでは体重は支えられないし、やむなく腰を曲げた非常に不自然な姿勢で登ることになるので、ただでさえ不安定なのに怖くてしょうがない。
少なくとも足が悪い人間にとっては、手すりは(届きさえすれば)高い方が楽に決まってるのに、なんでこうなんだろう? 仮に手すりが私の腰ぐらいあっても、お婆さんでも十分手が届くと思うのに、現実は膝までしかない。ぜんぜん利用者の立場考えてないなと思ってから、はたとこういうの作る人の頭の中では利用者は老人=身長140cm以下となってるんじゃないかと思った。これから高齢化社会で、老人だっていろんな体型の人が出てくるはずなのに。

この手の話はまだまだある。よくお婆さんが持ってる、杖兼用のキャリーカートがあるじゃない。私は膝に負担をかけないためキャリーカートが手放せないんだが、あれを片手で引っ張りながら、同時に片手で杖をつくのは非常に歩きにくい。それで私もああいうキャリーを買おうと店に行ったんだが、どれひとつとして取っ手に手が届かないのであきらめた。orz

介護用品はともかく、日本の婦人服はだいたい155cmの人のために作られている。(どんなでかい服でも身長は~160cmになってる) でも身長差が15cmあると、もう別人種と言っていいのだ。その証拠写真。

diet03これはちょっと前にネットで話題になった写真で、バッグの宣伝だが、写ってるのはみんな日本の有名モデルらしい。それで一人だけ小さい子はAKBの誰かで、この人が154cmだそうだから、だいたい日本の女の子の標準体型。ちなみに、いちばん右の人がだいたい私の身長。この年ごろなら私のほうが圧倒的に痩せてたし顔小さいし足も長かったがね。〈この期に及んで見栄を張るな!〉 だって事実だもーん。あと、私ならこんなダサい白痴みたいな服着ないし。(でもスカートはこれぐらい短かった)
他の子はめちゃくちゃ高いヒール履いてるから大きそうに見えるけど、みんな還暦過ぎのババアより小さい。とにかく右の二人が同じ服着る方が無理っての、おわかりいただけるでしょ? だけど、現実に(50才までは)同じ服着てたという嘘のようだが本当の話。
しかし、昔は「雑誌のモデルはスタイルが良すぎて、すてきだと思って買って着てみると似合わない」というのが普通だったが、今じゃ逆転現象が起きてる! サイズをごまかせば店が損する通販ショップなんかは、カタログにちゃんとモデルの身長も載せてるが、それもだいたい155cm前後で、私にはなんの参考にもならない、どころか、私が着たらどうなるか容易に想像できてしまうから買えないし、実際通販の服は一度も買ったことがない

そこで今はどうしているかというと、古着屋で安くて入りそうな古着を片っ端から買いあさっている。どうせ何を着ても合わないので、服は使い捨て感覚なのだ。そうすると同じLサイズでも「袖すら通らない」、「(パンツの場合)足先すら通らない」ものから、なんとか着れるものまであることがわかってくる。それでも試着したときはいいと思っても、実際着て一日過ごすと苦しかったり、変なしわができてみっともないとか、いろいろあるから下手な鉄砲方式でたくさん買う。
それでも1着300~500円だから、家で試着して気に入らなければ袖も通さずに捨てる。元が安い古着だからすぐにへたるのもすぐに捨てる。それでも数ある中には、ノーブランドでもしっかりした作りだったりデザインが良かったりするのもあるし、あるいはブランドものがさりげなくまぎれ込んでいたりするし、たくさんあればコーディネートも楽だったりするので、今はこれがいちばん合理的と思っている。少なくとも10万円もするブランドもの買って、一回のクリーニング代に1万円払うよりはね。(現実には、気に入りさえすれば、700円の古着に洗濯代5000円払うこともあるんだけど、さすがに1万円なら捨てる)

そういえばこれも笑い話だが、数年前、古着屋でよくロングスカートを見つけて、長さもくるぶしぐらいまであってたっぷりしてるし、そのくせシルエットはほっそりしてるし、ウエストもゴムで楽なので気に入ってはいていた。ただ、私が着てくるぶしまでってことは、普通の子が着たら引きずってしまうのでは?と疑問に思っていたのだ。
そんなある日、通販ショップのカタログを見ていて謎が解けた。これってワンピースやんけ! 私がウエストだと思っていたゴム部分は胸のところにくるもので、本当はウエストをベルトでしめて着るものだったのだ。道理で楽なはずだわ(苦笑)。ていうか私のウエストは普通の子の胸の高さなのか!と驚いたが、上の写真見たら本当にそうだった。

あと、前の日記でイトーヨーカ堂でトールサイズのストッキング見つけたと書いていたが、大量購入したあとで失敗に気付いた。これ、確かに長いけど、トールサイズじゃなくてただの肥満サイズだ。よって、以前のように腰骨にも届かず半ケツってことはなかったけど、ウエストがゆるゆるで、歩いているうちにずり落ちて、半ケツどころか全ケツになってしまう!
同じことが、パンツ(ズボンのほう)にも言える。前から書いているように、長さ的に私はメンズ以外履けないのだが、女性のデブは尻や太腿が太くなるのに、男性は腹が出る。そのため、尻や太腿に合わせてパンツを買うと、ウエストがゆるゆるでこれまた落っこちそうになるのを、しょっちゅう引き上げながら歩くという悲惨な事態に。弟は「サスペンダーしろ」とか言うけど、デブパンツにサスペンダーってそこまで落ちたくないので、最近はスカートばっかりだ。

パンツと言えばパンツ(下着のほう)についても一言いわせてもらいたい。これもこれまではビキニしか着なかったが、さすがにお腹やお尻をすっぽり包んでくれるようなおばさんパンツが(特に冬は)恋しくなってきた。だけど履いてみたらこれもダメ! 確かにヘソまで届くほど長くてそれはいいんだが、クロッチまでたっぷりサイズなのはなぜ? いくらデブでもそんなところは太らないよ。おかげで履くとクロッチ部分がダブダブと余って、さらにそれが歩いているうちにねじれて固まり、ゴロゴロして邪魔でしょうがない(苦笑)。

なんなの、これ? もしかしてデブ用とか高齢者用の服を作ってる業者って、なんでもダブダブに作ればいいと思ってない?
そうに違いないと、本気で思う。とにかく年を取ってみたら、若いとき以上に合わない服が多すぎるのだ。デブ用なら10Lぐらいまであるところにはあるんだが、それは単にぶかぶかなだけで、着るとゴミ袋を着て歩いてるみたいにしか見えない。
もう一度さっきの写真を見てほしいんだけど、

diet02年取って体型崩れたとは言っても、やっぱり基本体型はこの右なんだから、ほしいのは左の服をそのまんま大きく長くしたやつなんだよ。ところがこれの10Lサイズ(寸法的には私はそれぐらいになるはず)があったとしたら、それはただの白いずだ袋でしかないという現実。
そういや、デパートで喪服を探してたら、21号(!)を勧められたときものけぞったな。それこそまさに黒いゴミ袋だった。今さらデブなことは否定しないが、それでも普通は9~13号着てるんですが!

まあ実際、婦人服のサイズって適当としか思えない。体重は減ってもウエストサイズは前に書いた88cmからあまり減ってないんだが、これだとサイズは23号になるらしい。なのに76cmと書いたスカートが着れたりする。(ただしフレアーの場合。タイトはさすがに尻と太腿が入らなくて無理)
なんかこういうサイズ表記って嘘八百だと思う。前に私の太腿が計ってみたら普通の女性のウエストサイズだったって書いたけど、確かに数字的にはそうなんだけど、現実に私の太腿ぐらいのウエストの女性がいたら、それ昆虫体型だぜ。やっぱりスリーサイズとか服のサイズ表記がサバ読んでるってことか?
そういう面も実際あるらしい。前に読んだんだが、男性はあまり小さいサイズだと恥ずかしいので、ワンサイズ大きいのを買うくせがあり、そのため日本でMサイズと言ってるのは実際はSだとか。なるほどー。それで痩せてたときでもメンズはLしか入らなかったのか。
あと、以前友達に「ブランドものは大きくできてるよ」と言われて、着てみたら実際にブランドものだと同じ9号でも長さも太さもたっぷりしてたことがある。こんな適当ならもうサイズの意味なんてないじゃん!

ならば外国で服買えばいいと思われるかもしれないが、それこそ体型が違うから大ききゃいいってもんじゃないんだなー。若い頃、オーストラリアで服買って、Sサイズを持っていったらレジの人に「これ、あなたが着るの? Sで本当にいいんですか?」と食い下がられたことがある。(私はもちろんオーストラリアでも大きい方) いや、太さ(と胸のサイズも)が違うからSでいいんですよ。今の私の年齢と身長に合わせた服をオーストラリアで買ったら、パンツがずり落ちるどころか、ワンピースでも立ってるだけで全部脱げちゃうわ、きっと。

あとオーダーメイドならいいと思われるかもしれないが、そちらもさんざんテスト済み。オーダーと言っても普通はセミオーダーでひな型みたいなものがあるんだよね。それでそのひな型自体がまったく合わないからどうやっても合わないみたい。
まだ高校生の時だったが、高価なデパートのオーダーメイドの靴を母に買ってもらったのに、一度も履くことができずに捨てたのは泣いた。あとこれも高校の時だが、フォーマル用にと買ってもらったオーダーのドレスも結局一度も着ることはなかった。(フォーマルなんて着るチャンスがなかったせいもあるが)
それなら一からすべて手縫いのフルオーダーなら‥‥と思うところだが、これは自分で稼ぐようになってから、仕立代だけで10万円もしたジャケット(生地は自分で買って持ち込み)を作ってもらったことがある。
さすがにこれは細かく採寸して仕立てるので、体に合わないってことはないんだが、う~ん、ふだん着ているメンズのジャケットと同じなんだな。っていうか、メンズのジャケットのほうが私には似合ってかっこよかったんで、結局これも数回しか着なかった。

もう300円の古着しか着ないのはそういうわけ。でも古着屋を見つけるまでは本当に苦労した。私は貧乏人のくせに衣装持ちで、バカバカしいほどたくさん服を持ってるのだが、それもどれを取っても一長一短だから。太ってからは「また痩せたら着る」というので昔の服を捨てられないせいもある。
さらに、着られる服を見つけたら、同じのを最低2着買うという習慣のせいもある。なにしろそんな服は二度と見つからない可能性があるので、予備として買っておくのだ。おかげで片方は新品のまま、太ってしまってもう着られない服もあるのだが、それも意地で捨てられない。

サイズもそうだが、日本の「高齢女性向け服」はデザインも色も問題がある海外の高齢の上流婦人の写真(エリザベス女王とかドイツのメルケル首相とか)を見ればわかると思うけど、だいたいがみんないつでも淡いパステル調の、きれいな単色の服を着ている。

レインボー・カラーの女王様

レインボー・カラーの女王様

これにはちゃんとした合理的理由がある。だいたい年を取ると誰でもくすんだ暗い顔色になるので、顔色を引き立てると明るい色がいいというのがひとつ。あと、誰だって年取りゃ汚くなるので、せめて服ぐらいは、見ただけで楽しくなるようなきれいな色の服を着て、人に不快感を与えないようにしたいというのがひとつ。(本当かどうかは知らない。個人的考え)

実は、これは小さい頃から母にも言われていた。母いわく「若いうちはむしろ地味な色とか黒を着るのが渋くてかっこいいんだよ。でも外国ではおばあさんは逆に明るい派手な色の服を着るんだよ」。
それで確かに外人を見てるとその通りなので、だから私も年を取ったらああいう服を着ようと思ってたんだけど、現実の日本では、淡いピンクとか藤色とかは若い女の子向けしかなくて、しかも色がなんか毒々しくて下品。(高級ブランドにはあるのかもしれないが、縁がないので知らない)
その代わり、日本で売ってる高齢女性向けの服は(くどいようだが高級ブランドは知らないが安物は)、ダークグリーンとか濃い紫とか暗いえんじとかの、どれもこれも暗くてどす黒い色か、そうでなければどす黒い色と黒の柄物なんか陰気臭くて抹香臭くて、手に取るのも汚らしくていやな感じの。

おまけに、大阪のおばちゃんのヒョウ柄とかが典型だが、なぜか人を威圧する感じの、凶悪さを秘めた猛々しい柄が多い。ヒョウでなくても花柄でもそう。なんか毒花って感じの(笑)。これってどういう意味? いったいその年で誰を威圧してるの?
あいにく私は色白でピンクの肌なので、この手の色がまったく似合わない。そこで(ボトムはサイズ的に黒しか売ってないのでしょうがないとして)必死で明るいきれいな色のトップスを探して着ているのだが、どうも外人にしか受けない。外人は必ず「きれいな色だね!」と言ってくれるんだが。やっぱり日本人から見ると、「あのおばさん年甲斐もなく‥‥」と見られてるんだろうか? どどめ色(桑の実の色のことですからね。変なもの想像しないでね)の服着ないと仲間に入れてもらえないんだろうか?
それでいて、ジャケットとパンツは男物だから、革ジャンとジーンズみたいな、およそおばさんらしくない若作りな格好になってしまうんだが、それでもこれがいちばんましなんだよね。せめて痩せればもうちょっと女らしいスカートとかも入るので、やっぱり痩せなきゃ。

そうだ、老人話ついでに、本題とは関係ないがもうひとつ自慢してしまえ。〈これ自慢だったんかい?!〉 悪い? この年になるともうなんにも遠慮なんかないんでね。

60才を超えてから、年齢言ったらびっくり仰天されたことが二度続けてあった。どっちもあまりに大げさに驚くし、衆人環視の中で大声出されたのですごく恥ずかしかった。
ひとりは同僚の50才ぐらいのイタリア人女性。話の感じからたぶん同世代だと思われてるなとは思ってたけど、なんかの拍子で年齢をもらしたら、イタリア人らしく日本人の5倍増しの声と表情とジェスチャーで、ものすごい大げさに驚かれた。
もうひとりはつい昨日のことで、初めて行った整形外科の女医さん。初対面なのにいきなり耳元で「なんでそんな若いのー」とか叫ばれて、静かな病院の中だし、こっちのほうがビビった。
なんなの、こういう人たち? ちなみに「若く見られたがる」というのも日本人の特徴だが、私はガイジンなのでそんな欲求はまったくない。むしろ職業柄、若いとバカにされる=年寄りってだけで威張れる業界なので、老けて見られたいと思ってたんだが、いつも若く見られてバカにされてムカついてたぐらいだ。

ただ、この二人が異口同音に言う若さの根拠らしきものが「お肌がきれいでうらやましい! シミもシワもない」ということ。いや、お世辞半分としてもそれはないっす。
もちろん顔を見て言ってるのだが(さすがに顔以外は露出してないし)、私は若い頃からずっとニキビに悩まされていて、ニキビ跡があばたになっているし、未だにブツブツができやすいし、おまけに若い頃と違ってなかなか回復しなくて、治ったあとがシミになるのも悩み。だからお世辞にも顔の肌はきれいじゃない。
そういや、これも老化現象のひとつなのか、傷も治らないのね。何年か前、眉の手入れをしていたときに、うっかりカミソリで切ってしまったのだが、浅い傷だったのにそれが小さいシワになって残ってしまった。もちろん顔全体の皮膚も弾力を失って垂れてきてるし、どう見ても年相応の肌だと思う。
これが人には見せられない部分の肌ならまだ自信があるんですがね(笑)。我ながら真っ白できめ細かくて、羽二重餅のようなモチモチでツルツルだから。でもこの年になると見せたくてもなかなか見せられないという(笑)。

それでなんでこれで肌がきれいなんて言われるのかなと思ったら、やっぱり色の白さかな。「色の白いは七難隠す」と言われるが、それは若い頃よりむしろ年取ってからかも。だいたい若い頃は隠さなきゃならない難なんてないし。
今、このことわざの正確な言い回しがうろ覚えだったのでググったんだが、そしたら「色白は七難隠すって言いますけど、シミ・ソバカスなんて色白のほうが目立っちゃいますよね? 」というYahoo!知恵袋の質問が引っかかった。
いや、そんなことないですよ。実際、明らかに老人性のシミはあるんだけど、私のは色が薄くて薄茶色だから目立たないってのは言えるかも。
ちなみに色白と言っても白人の白さとはまったく違うと思ってたけど、そのイタリア人の彼女とお肌くらべをしてみたら(笑)、南欧人ってやっぱりやや色黒で、だいたい私と同じ白さなのね。むしろ彼女はスポーツウーマンなので、陽に当たらない生活をしている私のほうがピンクなぐらい。もちろん北欧人の透き通るような肌には太刀打ちできないが。

もうひとつはやっぱり太ったことかな。痩せてたらシワシワになるところを、太ったせいでシワが伸びてつるっとしてる面は否めない。顔だけじゃなく、体もだ。痩せてた頃は特に冬場は乾燥肌で、かゆいし痛いし皮膚がボロボロむけたりして困ってたのに、今は脂肪のおかげか、まるでクリームでも塗ったみたいにしっとり。シャワーを浴びると、全部コロコロと水滴になってはじいてしまうぐらい。そう言えば、嫌われ者の皮下脂肪にもいろいろ利点があるというのを読んだことがあるな。
なんか痩せたら一気に老けそう。それを思うと、痩せるのもあんまり楽しみじゃないんだが。

あと、年取ってもきれいなお肌でいたい女の子にアドバイス、ってわけじゃないけど、これが最大の秘訣かなと思ったのは、化粧をしないこと
実は年取ったら全身の毛が抜けて、眉毛とまつげが極端に薄くなってしまい、それだとあまりに人相が悪く見えるので、外へ出るときは眉を描いてアイメイクはしているのだが、それ以外は若い頃から化粧とは無縁。
特に上記のように脂性でニキビ肌なんで、クリームだのファンデだのは付けたらたちまち顔中ブツブツだらけになるので付けられない。
ニキビを防ぐには清潔にするしかないので、若い頃から今までいちばん安いお風呂用石鹸(なぜかこれがいちばん肌に合う)で1日に何回もバシャバシャ顔洗って、いちばん安い化粧水(やっぱりこれが肌に合う)をビタビタ叩き付けるだけだ。夏なんかは外出先でもしょっちゅう顔を洗う。
だから私のお化粧時間は毎朝3分(笑)。学生なんか1時間かけるとか言ってたアホがいたな。そんなにしてもべつに変わらないのに(笑)。おかげで化粧品も買えば10年保つし、口紅もアイシャドウも使い切らないうちにボロボロになって使えなくなってしまう。
そういや、尼さんは化粧というものをしないので、年取っても肌がきれいと聞いたことがあるけどそれかしら? 逆に原型を止めないほど塗りたくってる今どきの若い娘は、60過ぎる頃にはどうなってるか恐ろしいですね。というわけで、化粧をしないのはマジで効くかもよ。おすすめ。

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