ダイエット大作戦 その3 驚きの糖質制限

とにかく、こういうややこしい食生活を口で栄養士に説明するより、資料を見せた方が早い。その資料として、はやりのレコーディングダイエット(ええい! こういう嘘英語ってイライラする!)とやらをやってみようと思った。

前の章の「自己流でたらめダイエット」の実態のほんの一部をご紹介。

(◎が付いてるのがメインの食事。カロリーのないお茶は省略したが、これ以外に大量の和洋中国茶を飲んでいる。日付はプライバシー保護のため隠してあります)

某月某日

12:30
メキシカンランチ(外食)
(チキンエンチェラーダ2個、タコス1個、チリビーンズ、サラダ、ライス)
メキシカンスープ

16:00
レモンケーキ(栗の実大4個)

◎ 20:30
ソースやきそば(中華そば、豚ひき肉、キャベツ、にんじん、ニラ、玉ねぎ)
セロリの油炒め

某月某日

10:20
レタスサラダ(リーフレタス半束、オリーブ4個)
パン1個

◎15:40
ソーセージソテー(ソーセージ2本、パプリカ大2個、バジルソース、チリソース)の半量
パン(バジルチーズ)1個
ナン小1個

16:00
ショートケーキ

21:40
煮物(がんもどき小3個、ニンジン、スナップエンドウ)

某月某日

10:00
ソーセージソテー(前日の残り)
パン(チーズ)

◎19:20
ハンバーグ定食(外食)
ハンバーグ(コーン、デミグラスソース)
メキシカンサラダ(コーン、トマト、キュウリ、レーズン)
ライス

20:40
ヘーゼルナッツクッキー5枚

某月某日

◎14:40
牛肉とエビの炒め物(外食)
(牛肉、エビ、玉ねぎ、ピーマン、キクラゲ、エリンギ) ご飯、みそ汁、小鉢、漬け物

19:20
納豆ご飯(ご飯、納豆、オクラ、青ネギ、海苔、ふりかけ、海苔の佃煮)
レモンパイ1切れ

某月某日

◎15:00
ビリヤニ(テイクアウト、半量)(米、チキン、ニンジン、ニンニク、他)
ライタ(玉ねぎ、キュウリ、ヨーグルト)

21:20
豆腐サラダ(豆腐、しらす、青ネギ、ごまドレッシング)

22:00
バナナブレッド2切れ

某月某日

10:10
トルティーヤ2個(チキン、キャベツ、卵)
ポテトサラダ(じゃがいも、玉ねぎ、キュウリ)
トマトサラダ(トマト1個、オリーブ4個、ドレッシング)

◎19:45
チャーハン(ご飯、エビ、卵、ネギ、グリーンピース)
エビと卵の中華炒め(エビ、卵、ほうれん草、パプリカ、ネギ)
中華スープ(ネギ、卵、中華スープの素)

21:00
アップルタルト1個

某月某日

◎15:30
チキンカレー(テイクアウト 半量)
サラダ(キャベツ、コーン、ニンジン)
タンドリーチキン
ナン
アップルタルト1個

21:50
てんぷらそば(エビ1尾、そば、ネギ1本、卵、油揚げ)
冷や奴(豆腐4分の1丁、海苔、しらす、青ネギ)
ほうれんそうのおひたし(ほうれん草、しらす、油揚げ)

うっかり書き漏らしたが、これ以外にもお茶のたびにクッキー数枚とかつまんでいる。食事量自体は少ないんだが、やっぱり甘いものが多いな。

それと書いてみて気付いたが、なんだかメキシカンとインディアンがやけに多い。これは西葛西にうまくて安いメキシカンレストランとインディアンレストランが多くて、前述のようにスーパーやコンビニのお総菜が食べられない私は、外食やテイクアウトというとついそっちに行ってしまうせいだろう。メキシカンもインディアンも、個人的にはヘルシーフードだと思っているせいもある。(少なくともイタリアンやイングリッシュと較べれば)

というわけで、こういうのが1か月ぶん記されたノートを持って、恐る恐る栄養士との面談に臨んだ。ちなみに私の肥満は病気の一部なのでこれも保険が利く。

栄養指導の前に検診を受ける。血液検査と詳細な体組成の検査。それによると、いちばん心配していた骨粗鬆症はなし。だいたいこの年齢の女性の平均値。他に心配していた血糖値も正常。
でもやっぱり中性脂肪とコレステロールは、心配するほどじゃないとは言われたけど高め。それでも中性脂肪は昔計ったときよりはかなり減っている。
自分でも驚いたことに骨量は平均以上だし、筋肉量もむしろ多め。痩せてた頃の印象では、私は骨も細いし、筋肉はゼロだと思ってたんだが。しかも今はこれだけ運動不足なのにと思ったが、これだけの体を動かすためにはそれなりの筋骨が必要だし、やっぱりこの年でも仕事しているせいだろう。(教師ってどっちかというと肉体労働だし)

問題はやっぱり体重だな。この前12キロ減ったというのはやっぱり体重計の故障(or誤動作)で嘘でした(汗)。前回病院で計ったとき(2年ぐらい前)とぴったり同じ。逆に言うと2年間増えてないんだからと慰められたけど、自分としてはダイエットがんばったつもりだったのに。体脂肪率もBMIも恥ずかしくて書けないレベル。

栄養士は若い女性だったが、私と同じぐらい背が高くてすらっとしたすてきなお姉さん。彼女は私が持っていったノートをさっそく「ほうほう‥‥」と言いながら見て、赤線を引いていく。何かと思ったら、ご飯やパンなどの炭水化物に線を引いているのだ。お菓子や麺類、ジャガイモやコーンのところも。
はい、もうわかったと思うけど、近頃よく聞く糖質制限ってやつなんですね。もちろん私も名前だけは知ってたけど、最近はやってるライザップ(テレビでガンガン宣伝している痩身ジム。厳格な糖質制限とハードなトレーニングが売り)なんかのせいもあって、かなりうさん臭く思っていたのだ。
そう言うと、お姉さんは「今はこれが主流です。ここ数年でダイエットの常識はガラッと変わったんです」とバッサリ。

で、長くなるから結論を書いてしまうと、

食べちゃダメなもの

米・小麦・粉もの全般(ご飯・パン・そば含む麺類・たこ焼き・お好み焼き・菓子・他)
イモ類・カボチャ・トウモロコシ・根菜などホクホクした食感の野菜およびその加工品
大豆以外の豆類
バナナ・栗
100%フルーツ/野菜ジュース
ポタージュスープ、カレーなどの粉っ気のある汁物
砂糖を使った食品全般

制限があるもの

牛乳(1日200mlまで)
果物(1日こぶし大まで)

食べていいもの

原則上記以外のすべて
卵・マヨネーズ・ドレッシング
チーズ・バター・ナッツ類
揚げ物・炒め物
とんかつ・メンチカツ・天ぷら・ハンバーグなど

思わず「うそー!!!」と叫んでしまいましたね。だって油ものを減らそうとあんなに苦労していたのに! マヨネーズやドレッシングは使わないで、パサパサのサラダで我慢してたのに! まして揚げ物なんて、月に一度の楽しみにしてたのに! 特に最後の行のやつなんて、どれも「これを食べたら終わる!」と思って避けてたやつなのに!
なのに、ここに書いてない肉や野菜は食べ放題でいいらしい。油も脂肪もお好きなだけどうぞ、ってそんなダイエットがあるか!

要約すると、カロリー関係ないのね。要するに糖質さえ取らなければなんでも好き放題食べていいというダイエット。
何これ! 楽すぎ! こんなんでほんとに痩せるの? でもそういえばこの前ダイエットについて相談した内科医も、「オリーブオイルとごま油はどれだけ食べてもいいんで揚げ物炒め物はご自由に」って言ってたな。「もしかして私のダイエットの常識もう古いですか?」と訊いたら、きっぱり「古いです」と言われてしまった。

それで帰ってからちょっと調べてみたら、本当に常識が変わってる。たとえば厚生労働省の食品基準からコレステロール値が消えたり。なんと今や血中コレステロールと食事から取るコレステロールは別物ということがわかったのね。(実際はコレステロールの大半は体内で作られる)
どうやら油や脂肪の制限がなくなったのも同じ理由。雑誌読んでたらある医者がうまいこと言ってたけど「ハゲが髪の毛食べたら髪が生えてくるかってこと」。つまり食事からいくら脂肪を摂取しようと、それがいったん消化吸収されたあと体内でまた脂肪に変わるという保証はどこにもないわけ。だけど糖質は血糖値を上げるだけでなく、デブに直結するらしい。

いやー、驚いた。絶対もっと厳しいこと言われて、お腹をすかしたり、食べたくもないもの食べないとならなくなると思ってたから。
というのも、身近に糖尿病の人がいて、すごい厳格なダイエットをやってるのを見てたので。毎食面倒くさいカロリー計算をやったり、(私から見ると)鳥の餌みたいなお弁当食べたり、あんなの命じられても私にはきっとできないと思った。(ちなみにその人はみるみる痩せて血糖値も正常化したけど、癌で早死にしました)
ところがこれはゆるすぎる! 私みたいなめんどくさがりにとっては究極の理想のダイエットと言ってもいいぐらいだ。

実は糖質制限をやるにあたっては私にはアドバンテージがある普通の日本人はご飯が食べられなくなるのがつらいはずだが、私は既述のようにもともとご飯が嫌いでほとんど食べないし、そもそも和食をあまり食べないので無問題。「主食」がないとつらいのは和食だけだしね。
ただ、これまでの私は「米は野菜」という認識で、ご飯を食べるのがダイエットのつもりだったので、それを否定されたのが少々ショック。お茶漬けとか納豆ご飯とかしらす丼とか、自分じゃダイエット食のつもりで食べてたのに逆効果だったなんて‥‥。

パンや麺類は大好きなので食べられないのはつらいが、私には「主食」という概念がないので、ないならないで平気。むしろこれまでは肉料理を作っても、「主食」を食べなくてはという義務感からパンを添えたりしてたんで。

ご覧の通り、食べられない食材もかなり多いのだが、食材が偏ることに関しては、もともと偏食なんでさほど気にならない。あと、大昔の給食育ちで、「けんちん汁ときなこパンと牛乳」みたいなひどいメニューで育ったため、食べ合わせのおかしさもあまり気にならない。

というわけで、最初はかなり半信半疑で臨んだものの、話を聞いたら「いっちょやってみますか」という気になった。栄養士の先生も好みのタイプだし(笑)、できたらあれぐらいスリムに戻りたいし、ていうか次の予約の1か月たっても減らなかったら恥ずかしいし。さて、その結果は1か月後に。

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