【ゲーム評】P&Cゲーム(Point & Click Games)と脱出ゲーム(Room Escape Games)のこと

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なつかしのMOTAS。これはその最初の部屋。

(ババアならではの昔話です)

脱出ゲームはなぜか日本では突出した人気があるみたいだけど、実は私は苦手。昔、まだアドベンチャーゲームと言ってたころ、まだテキストだけだった頃から苦手。私が初めて買ったアドベンチャーゲームは確か『MYST』(古典的なアメリカの大人気アドベンチャーゲーム)だったと思うが、なにしろまだ攻略サイトなんてない頃、攻略本すらなかった時代なんで、高かったのに最初の部屋から出られないまま挫折して終わったように記憶している(笑)。今の人から見れば、これもそんなバカな!だよね。でもマジで。
それで私はアドベンチャーは徹底的に向いてないと思ってあきらめた。不思議だね。これがRPGなら、どんなに難解で複雑なゲームでも、マニュアルも読まずに極めちゃうんで、やっぱりそっち方面のセンスが皆無としか。

脱出ゲームというのは、アドベンチャーのうんと簡略化したやつで、個人がネット上で公開してるやつ、という解釈でいいのかな? 「閉じ込められた部屋から出る」というパターンが多いので脱出ゲームと言うが、脱出しない脱出ゲームもある。

先に嫌いと言っちゃったが、脱出ゲームの走りと言われるMOTAS(The Mystery Of Time And Space)を初めてプレイしたときはむちゃくちゃ興奮したけどね。(ここで今でも公開されてるけど、なぜか今のうちの環境ではプレイできなかった)
さすがに昔のゲームだからグラフィックは貧弱だが、この異常な難解さと異常な長さにはビビった。基本的には今いる部屋のドアを開ける方法を見つけて次の部屋に行く、というだけのゲームなんだけど、鍵を見つけるためのパズルが難解すぎて。これを本当に最初に(もちろん攻略なしで)やった人たちってすごい。

これがヒットしたおかげでネットには脱出ゲームがあふれ、初期の傑作には日本人作のゲームも多かった。なんでかこれって日本人の感性にぴったりなのか、すごい人気だよね。(自分がまさにそうなんだけど)普段から狭くてごちゃごちゃした家で暮らしているせいかね。
でも私は言うまでもなく日本的感性がまったくわからないやつなんで、出来の良さは認めるが、その後日本で発展を遂げた脱出ゲームは、なんかグラフィックはきれいだけど、発想が本当に四畳半的で、庶民的すぎて、MOTASが持ってたような無意味な壮大さや発想の飛躍がなくて(ほんとに部屋や家から出るだけっていうのが多い)、そのくせパズルだけ難易度高くて、こんなのチマチマ解いたり、チマチマ計算したりとか面倒くさくてやってらんねーよ!と嫌ってた。(もちろんストーリー性のある壮大な脱出ゲームを作っている日本人もいます)
考えてみたらRPGのレベル上げなんて、興味ない人からしたらそれこそ無意味で面倒くさいだけなのに、こっちは私にはすごく快感だから、ほんと人の好みって違ってておもしろい。とにかく私は数式が出てきただけでうんざりする。仕事で頭使わなきゃならないのに、ゲームでまで頭使いたくないよ。でも仕事なら苦痛でしかない作業がゲームだと楽しくてしょうがないという心理って、自分でも不思議でならないので誰かに解明してもらいたいよ。

話は戻るが、私がなんでMOTASを「すげー!」と思ったかというと、初めてハイパーテキスト・ゲームに触れたときの感動を思い出したからである。ハイパーテキストってそもそもインターネットはハイパーテキストでできてますけど、出てきたばかりの頃は最先端技術だったんだよ!
それでもちろんインターネットができる前だけど、マイコン(パソコン以前ですからね!)でハイパーテキストが使えるのはマックのコンピュータだけで、うちにはそんな高いのないから、雑誌の紹介とかで読むだけだったんだけど、ハイパーテキストを使ったゲームがすごいおもしろそうでヨダレを流していた。
その後、MS-DOS(もちろんWindows以前です)でも使えるようになって、初めてプレイしたハイパーテキスト・ゲームは輸入物の子供向けの学習ソフトだった。(秋葉で格安で投げ売りしてたので) 要するに画面内に隠されたクリックポイントをクリックすると新しい絵が開く、それをクリックするとさらに次の‥‥というだけの、絵本みたいなものだったんだが、それでも初めて見る技術なんで「すげー!」と思った。

でも要するに脱出ゲームってこれの発展系というだけなんですよね。謎解きがあんまりない、要するにクリックポイント探しのゲームはポイント&クリックゲームというけれど、そっちはもっと近い。私が未だにP&Cゲームが好きなのはそのせいかも。でもなぜか日本じゃP&Cはまったく人気ないんだよね。パズルなんか解くより私はカチカチクリックしてるだけのほうが楽しいのに。

というわけで、次回からはこの系統のゲームを中心に傑作をいくつか紹介します。

え? 短い? いや、あんまり長文ばっかりだと誰も読まないだろうと思って、なるべくひとつの記事を短くまとめる練習中なのよ。

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