【動物】動物特集2 爬虫類愛とモニターリザードの魅力

というわけで、テレビの動物番組には幻滅した私だが、驚いたことにYouTubeでは一般人のペット動画を好んで見ている。チャンネル登録もいっぱいして毎日のように見ているからほとんど中毒してると言ってもいいぐらいだ。
と言っても犬猫じゃないよ。もちろん犬猫も見るが、そっちはCole & Marmaladeのクリスの動画か、ピューマのMessiの動画か(動物園から引き取ったピューマを家猫として飼ってるロシア人一家の話だが、このピューマが殺人的にかわいく、犬みたいに慣れている)、たまに大型犬の動画を見るぐらい。あともちろん馬動画は見るけど、そっちは試合動画だったり、調教育成動画だったりするので、ちょっと趣旨が違う。

だいたい犬猫なんてかわいく見えるように作られてるんだからかわいくて当たり前。それにYouTubeのペット動画って親バカみたいなもので、誰だって「うちの子がいちばんかわいい」と思ってるが、他人から見れば不細工‥‥じゃなくて‥‥そうでもなかったりする(笑)。
そんな私でも、無条件にかわいいと思ってしまい、だからつい親バカだろうが許してしまって、飼い主といっしょになってニヤケてしまう動画があって、それはいわゆるエキゾチックアニマル、それも主に爬虫類を飼ってる人たちの動画だ。一般人の目から見たら、かわいいなんてとても言えない、グロテスクだったり怖かったりする動物を見て、「はあ~ん、かわい~!」と萌えたり、ゴキブリとかイモムシとかを食わせる動画をうれしそうに上げてるような人たち(笑)。
いや、バカにしてるわけじゃないっす。私も思い出しただけで「はあ~ん!」ともだえてしまうぐらいかわいいから。

と言うと、またいつものあまのじゃくだと思うでしょ? 変人なのは認めるが、私の変人ぶりは年期が入った本物だ。私が恐竜マニアなのはすでに書いてるが、恐竜を知る前、っていうか古生物学をちゃんと勉強する(独学)はるか以前から、恐竜の親戚筋である爬虫類には異常な愛着を持っていて、小さいヤモリから巨大なワニまでなんでも愛おしくてしょうがないほど好きだった。

普通の女の子がお星様キラキラ目でフリフリドレスの「おひめさま」の絵を描いてるぐらいの年、私が描く絵や粘土で作るのは、いつも耳まで裂けたでっかい口にギザギザの三角形の歯が生えた「わに」とか「へび」とか「きょうりゅう」だったから。(本当はオオカミやトラも好きだったのだが、爬虫類のいいところは「絵に描きやすい」というのもある)
つい懐かしくなったので、当時よく描いていた絵を思い出して再現してみた。

これはちょっとゴジラ入ってるな。まあゴジラ自体が不正確な古い復元の獣脚類をモデルにしていたから当然か。もちろん私が初めて知った恐竜もこのタイプだった。
ちなみに私の名誉のために言っておくと、絵が下手なのは幼児期の絵を忠実に再現したのと、私がタブレットとか持ってなくてマウスで絵を描くことに慣れてないからである。実は私は動物の絵はかなりうまい。

とまあ、いつもこんな絵を描いたり、粘土で作ったり、人形で遊んでいたわけ。
だけどその後、古生物学を勉強するようになってから、恐竜の素晴らしさに魅せられると同時に、現生爬虫類はどこか下に見てバカにするようになってしまった。やっぱりまっすぐな足で直立歩行(=二足でも四足でも足が体の下にまっすぐ伸びていること)して、敏捷に駆け回る恐竜を見ちゃうと(見てはいないが)、腹を地面に引きずって、不格好ながに股でノタノタ歩く爬虫類はかっこ悪く見えちゃって。(直立歩行する陸棲爬虫類を恐竜と言う)
というわけで、大人になるとかつての爬虫類愛は薄れたが、子供の頃は(うちには犬もいたにも関わらず)確実に犬猫より爬虫類の方が好きだった。それもかっこいいからとか強いからとか言うんでなく、狂おしいほどかわいらしいと思ってたが、久々にあの感覚を思い出しているところ。なんで爬虫類が犬猫よりかわいいかについてはあとで考察する。

私は小さい頃から動物好きだったので、いつも何かしらの動物を飼っていたのだが、あいにく爬虫類を飼った経験は小さなカメしかない。トカゲも飼いたかったが、小さい子供が捕まえるにはすばしこすぎるし、ヘビは東京じゃ見たことなかったので。
そう、私の小さい頃は、ペットはペットショップで買うものじゃありません。自分で外で捕ってくるか、人からもらうもの。金魚だけは夜店の金魚すくいで入手したけどね。今にして思うと信じられないことに、コオロギとかカマキリのような虫まで飼っていた。あとカエルやカタツムリも。
まあ子供のやることだから、私の言う「飼う」というのは、捕まえてきた獲物を容器に入れて餌をやるってことだけど。ネットもなんにもない時代だし、今にして思えばかなりめちゃくちゃな飼い方で死なせてしまったことも多いけどね。それでも本人は真剣に研究観察してよかれと思ったことをしていたし、カメとアマガエルは特にかわいくて、大事にしてかわいがって、一日中眺めていても飽きなかった記憶がある。
普段はたいてい私のやることに文句を言う母も、不思議と動物を飼うことには反対しなかったのは彼女も動物好きだったんだろうか?
これは私の持論だが、こういうことができる子供は勉強ができる。調べ、観察し、研究するのって勉強の基本だしね。私も学者になったし。それにくらべ猫も触れない今どきの子がアレなのは当然か。ただしよく言われるような情操教育にはならないと思う。動物好きの異常殺人鬼とかいっぱいいるし(笑)。

だから本格的な爬虫類飼育の経験はないんだけど、それにいちばん近付いたのは、高校時代の親友がアリス・クーパーにかぶれてヘビを飼い始めたこと。彼女は私の馬友達だったのだが、ロック友達でもあって、その縁。アリス(男)は今で言うならマリリン・マンソンとかそういう立ち位置のミュージシャンで、でっかいヘビを首に巻いたのがトレードマークだった。
そういうわけで、二人とも馬に首ったけだったのだが、私がヘビも同じぐらい大好きということを発見して彼女は狂喜していた。まあ、そんな女子高生あまりいなかったので。

今ならヘビやトカゲを飼ってる女の子なんて珍しくもないけど、当時はそもそも爬虫類をペットとして買う人自体が珍しくて、彼女は「ヘビを飼ってる女子高生」として(もちろん奇人変人枠で)テレビにも出たぐらいだ。
ちなみに彼女のお父さんは大金持ちで、娘の願いならどんな突飛なことでもかなえてくれる人だったのでできたことだけど。ちなみにヘビは巨大な(それでもまだ子供だったと思うけど)ボア・コンストリクターだった。
このヘビは一目見てしびれた。こんなにも大きくてかっこよく美しい生きものがあるのかと思って。

かっこよくかわいいボア・コンストリクター

だから私も将来お金持ちになったらこういう大蛇を飼いたいと思っていた。そこで今買ったらいくらぐらいするんだろう?と思って調べたら、「特定(危険)動物」に指定されていて、飼育に際しては都道府県知事の許可が必要だって!
やっぱり危険動物だったんだ(笑)。ベタベタ触っても、べつに威嚇もしないおとなしいいい子だったんだけどねえ。噛まれたのも確か餌と間違えて一度噛まれただけで、痛さも傷も犬や猫や馬に噛まれたときの方がよほどひどかった。

また余談だが、もちろんこの中で最も破壊力が大きいのは草食動物の馬である。まともに噛まれたら指の骨が砕ける。別の友達は歯を当てられただけで肋骨折られて入院した。自然界では強さ=サイズというのが実感できる。
よく犬とか(毒のない)蛇とかを「噛まれる」と怖がる人がいるが、馬にくらべればダメージぜんぜんたいしたことないので、怖いと思えない。さすがに後述するモニター・リザードのレベルになると違うが。馬の歯は万力だが、オオトカゲの歯はノコギリの刃付きの万力だからね。(あと、ヘビに噛まれるのは怖くないが、ヘビに締められるのはあの筋力のすさまじさを知ってるだけに怖い)

まあ特定動物というとすごそうだが、要するに逃げ出したりしないよう、しっかりした檻に入れろということで、これはお金さえかければできないことではない。
だから飼えるものならぜひ飼いたいんだけど、やっぱり私には無理

そもそも自分で体温調節もできない動物を飼う手間なんて想像しただけでも頭が痛くなる。変温動物を飼うってことは、生息環境を何から何まで整えてやらなきゃならないってことで、ひとつ間違ったら殺しちゃうということだからね。
これは魚や水棲動物も同じ。餌がどうとかいう以前に、最低限生きていけるだけの環境を作るのに、お金も手間も哺乳類や鳥の比じゃなくかかる。と思ったら、今はサーモスタットやタイマーでほぼ全自動化できるんですか。
それでもだいたいにおいて熱帯に住む動物が多いから、光熱費は半端なくかかるよね。夏は夏で気温が上がりすぎないように冷房しつつ、冷やさないようにヒーターで暖めるという矛盾したこともしなくちゃならない。それも手に載るぐらいの小さいトカゲならともかく、後述するような巨獣となるとどうなることやら。それに私は寒帯の動物なんで、寒さならいくらでも我慢するけど暑さには耐えられないから共存はむずかしそう。

あと、生き餌しか食べない種類や個体も多くて、私は生きたマウスやヒヨコをヘビにあげたりするのはまったく平気だが、虫は見ただけで気絶するほど苦手なんで無理。なのに、爬虫類飼いは餌用のゴキブリとかワームとか家で大量に繁殖させてる人も大勢いるんで、すごいとしか。まあ、私でもかわいいペットのためと思えば我慢できるだろうし、毎日あげてると抵抗なくなるんだろうけど。買ってくるより自家繁殖させた方が早いし。

生き餌と言えば、爬虫類の餌が通販でかんたんに買える今と違って、アリス(もちろんボアの名前もアリスです)の餌も悩んだ。やっぱり生き餌も必要と聞いて、どこから調達しよう?と悩んだあげく、これしかない!と考えたのがペットショップで(もちろんペットとして)売ってたハツカネズミ。(くどいようだが、庭の池のカメ以外の爬虫類を飼う人なんていなかった時代の話です)
ペットショップのお兄さんはかわいい女子高生がかわいいネズミを飼おうとしていると思って親切に飼い方を説明してくれるんだけど、その間二人して顔に作り笑いを浮かべて固まってました。まさかヘビの餌にするなんて言えなくて(笑)。
そのネズミの捕食シーンだが、とにかく電光石火の素早さで、ヘビが動いたと思ったらネズミの姿は消えている感じ。ハツカネズミのサイズだとひと呑みだから、血が出るわけでもなく残酷さなんてまったく感じない。グロいの苦手の私でもぜんぜん平気でした。(マジで! 私は映画やビデオのグロはまったく平気だけど、現物には弱いので)
ただ、見るのは平気でも、餌用にネズミを繁殖させるのはやっぱりちょっと。爬虫類は完全に無臭だが、餌動物のネズミやゴキブリが臭くてたまらないってよく聞くし。やっぱりその辺がネックかなあ。

逆に、ペットとしての爬虫類の良さってのを思いつく限り上げてみると、

  1.  恐竜のおかげで夜行性として進化した哺乳類は匂いで個体識別や縄張り行動をするようになった。すなわち臭い汁を出したり糞尿をばらまいたりという辟易ものの習性があるのに、爬虫類はその必要がないうえ、待ち伏せ型のハンターが多いので体臭がない。(猫が臭くないのもそのせい。臭ったら獲物に気付かれる)
  2.  基本的に代謝が低いので、餌の回数も量も、ひいてはウンコの回数も量も哺乳類より圧倒的に少ない。つまり餌代が楽だしトイレ掃除も楽。
  3.  あまり動かない種類が多いので、哺乳類にくらべるとずっと狭いところで飼える。
  4.  鳴かない種類が多いので、アパートなどで騒音を気にしなくていい。
  5.  だいたいにおいて哺乳類よりずっと長生きするのでペットと死に別れるのがつらい人にはいい。(逆に言えばそれだけ飼うことの責任は重いってことだが)

そういうわけでもともと爬虫類はすべて好きだったんだけど、デヴィッド・アッテンボローの「In Cold Blood」で、モニター・リザード(Monitor Lizards)と呼ばれる大型のトカゲ(和名はまんまオオトカゲ)を知って、それからずっとモニターにあこがれてた。

BBCのインタビューを受けるモニター氏。このポーズがかわいすぎる! 前に猫特集で立ち猫がかわいいと書いたけど、立ちトカゲの比ではない。っていうかこのポーズ、なんかさっき私が描いた「きょうりゅう」に似てないか?
ちなみに「モニター」という名前が付いたのは、こうやって伸び上がって周囲を「モニター(監視)する」習性から。

BBCでもキング・オブ・リザードと呼ばれていたが、普通トカゲの王と言うなら最大最強のトカゲ、コモドドラゴンだろうと思ってたからちょっと意外に思った。そしたら、モニターが爬虫類の中でいちばん知能が高いんだって。(トカゲの中で、だったかも。ワニも相当頭いいし)
うん、わかる。知能が高い動物というのは目に知性が感じられるが、モニターがまさにそれ。下のサルバドール・モニターの目を見ていると、おそらく恐竜もこうだったんだろうなあ、というのがよくわかる。

目に知性が感じられる(だけによけい怖い気がする)サルバドール・モニター

それに日本でトカゲっていうと、あのチョロチョロした小さいの(ニホントカゲやカナヘビ)を想像するが、大型動物好きの私としてはコモドに匹敵するほど(ただし体長のみ)でかくなるというのも魅力。
しかも、太って不格好で色も地味なコモドにくらべて、モニターは顔つきも体つきもシュッと細長く、模様もおしゃれだし、長い鞭のようなしっぽも恐竜を思わせてかっこよすぎてワクワクする。そもそもなんで恐竜を知ってから爬虫類に興味をなくしたかというと、前述のように直立して敏捷に駆け回る恐竜に対して、腹をひきずってノソノソと歩くしかない爬虫類というのがいかにもかっこ悪く思えたからだ。

ところがこれもアッテンボローの番組で学んだのだが、トカゲが長時間走れないのは肺の構造のせいで、だけどモニターはあごの下のタプタプをふいごのように使って強制的に空気を肺に送り込むことによって、長時間全速走行が可能なんだという。モニターすげー! 確かにトカゲ族で最大・最強はコモドドラゴンだが、見た目がかわいくて美しくてかっこよくてスタイルも良くて、おまけに賢くて運動性能抜群のモニターは確かにトカゲの王様かも!

というわけで、もっとモニターリザードが見たくて、YouTubeで検索してみたわけです。そしたらなんと! 私が期待していた野生のモニターの動画じゃなくて、ペットとして飼ってる人たちの動画ばっかりだった。うそー! モニターってペットにできるの?!!!!!! アッテンボローの番組に出てくるぐらいだから、てっきりコモド並みの希少種かと思ってた!!!
ところが、今ではペット市場にたくさん出回っていて、YouTubeを見ると日本にも飼ってる人がたくさんいるんですね。それも女の人が(それも声の感じからするとけっこう年配の人も)巨大なモニターを子猫かなんかみたいにかわいがって座敷で飼ってる~! しかもトカゲが子猫みたいに遊んだり、じゃれたりしてる~! 私の知らなかった世界がここに!

実はモニターにもいろいろ種類があって、ペットとして人気なのはサバンナ・モニターという、比較的小型の種。これだと1mぐらいにしかならなくて(それだって十分でかいが)、性質も温和で人に慣れやすいらしい。
う~ん、サバンナはモニターとしてはちょっとずんぐりむっくりで、色も地味だし、私はやっぱり大型種のほうが好きだけど、でももちろんサバンナも死ぬほどかわいい。
小さい頃は身軽で敏捷でしかも普通のトカゲより足が長くてしっかりしてるからか、いわゆるおなかを引きずった爬行じゃなくて、ピンと立ってトテトテ走り回るのがすごいかわいい。さすがに大きくなるとノソノソ歩くようになるが、それはそれでかわいいし。

そこでかわいいサバンナモニターの動画。ラップの芯に入れるぐらいだからまだベビーだけどね。

無表情のまま(トカゲは表情筋がないので表情を変えられない)ひとりでクルクルまわってるところがかわいすぎ! 猫もそうだけど、トカゲも狭いところに入るの好きなんだね。この子じゃないが、猫みたいにレーザーポインターを追いかけ回してる動画もあった。
頭のいいトカゲなので、小さい頃から訓練すればかなり馴れるらしい。犬のようなリードを付けて散歩させてる動画もたくさんある。

そういう動画に必ず付くコメントに、「爬虫類も人に馴れるんですか?」というのがあって、飼い主の答はなぜかみんな判で押したように「馴れますが、なつきはしません」というもの。事実だけどね。基本的に犬猫小鳥以外の動物はすべてそうだ。
犬猫小鳥はもちろんかわいいけど、こういうなつくはずのない動物がなついている(ように見える)、または単に逃げまどったり攻撃してこないというだけでも、飼い主としてはたまらなくかわいいという気持はわかる。

ただ爬虫類がやっかいなのは、哺乳類より長命で、しかも半端なくでかくなること。オオトカゲやカメなんて活発だしかわいいし賢いし、本当に飼いたいんだけどね、種類にもよるけど、爆発的な早さででかくなるうえ、確実に私より長生きするんではとても飼いきれない。

なにしろこーんなかわいらしい手乗りトカゲが‥‥

大きくなるとこうだもんね(笑)。それでも抱っこできるところがすごいけど。

ちなみにこの2枚の写真はどっちもwater monitorと書いてあったからミズオオトカゲなんだけど、模様が違うから品種が違うかも。でもミズオオトカゲはどっちにしろ大型種。なのにこれもペットにしている人がけっこういる!

というわけで、日本人でミズオオトカゲを飼育している人の動画。まずちっちゃくてかわいいころの動画。
これは「あろうくん」という子だが、下のビデオから撮ったこのスクショだけでもすばらしくイケメンで、賢くてかわいいというのがわかる。私はモニターの中ではミズオオトカゲがいちばんかわいいと思ってる。サバンナモニターやサルバトールモニターはオレンジ色の瞳で、そこがワイルドでいいんだが、ウォーターモニターは真っ黒で大きなつぶらな目がたまらなくかわいい。このアイラインもかわいいね。

ただ見た瞬間思ったのは、あまりにもかわいらしすぎて、これ見てかわいいー!とか言って安易に飼う人がいたらヤバいんじゃないかってこと。私は上の写真みたいに人間よりでかくなるなるのを知ってたから。そしたらやっぱり飼い主さんも動画の最後で警告文載せてますね。
でも本当にこんなの飼えたらいいなあ。でもフルサイズになったら絶対動物園並みのケージでないと飼えない。てか、そんなの売ってないから特注するか自作するしかない。ケージはあってももちろん日本の家でそんなの置けるうちは限られるわけで、どうするのかと思ったら、巨大化したモニターはケージから出して、室内で人といっしょに座敷犬ならぬ「座敷トカゲ」として飼ってる人が多いみたいだ。

ひ~! いくら頭が良くてトイレの場所を覚えるとは言え、体長1~2メートルの肉食獣と同居ってすごくない? コタツで寝てたり、ベッドで丸くなってたり完全に猫じゃん!
でも私の目にはライオンやトラを飼うほうがまだ正気に思える。少なくとも猫族は哺乳類だから、猛獣ではあってもある程度の意思の疎通はできるが、相手は爬虫類で、モニターは完全肉食だよ?
あと上にも書いたけど、肉食哺乳類の歯は突き刺すためのフォークみたいなものだが、爬虫類の歯は文字通り肉を切り裂き食いちぎる肉切り包丁のようなものなので、破壊力が違う。実際、下の動画の飼い主のアニマルタイガさんもテン君に(餌と間違えて)噛まれたときは救急車で運ばれたそうだし。

というわけでミズオオトカゲはここまで大きくなるという動画。日本のミズオオトカゲ動画でここまで大きく成長した子見たことない「テン君」。この子がもう本当にかわいくて、このサムネだけでもうっとりだね。

やー、でもこのサイズのトカゲになつかれたら気分いいだろうな。忙しい人はぜひ4分からの抱っこを見てください。かわいいなあ。ミズオオトカゲはとにかく目がかわいいし、模様もくっきりしてきれいでステキ。模様だけならレースモニターの方がきれいだけど、顔ならウォーターモニターだな。
しかし、モニターは頭いいとはわかってたけど、本当に賢いんだなあ。何がって、いつもそばにいるこの生物は餌じゃないし、気が向いたら囓っていいものじゃないと学習するだけでも偉い(笑)。

ちなみにこの動画のコメント欄では、「ケージが狭くてかわいそう」という非難の声が多かったが(それにしたってこれでも市販のケージにはない特大サイズだと思うが)、結局この飼い主のアニマルタイガさんも、自室を(自分のベッド以外)まるごとテン君のために明け渡して見事に座敷トカゲ化に成功している。
それも納得というか、他人が見てもこれだけかわいいのに、小学生の時から飼ってるという飼い主さんは本当にいっしょに育ってきたというか、もう一心同体という感じなんだろうね。

それでさっき「犬猫よりかわいい」と書いたが、こういう爬虫類動画のコメント欄でも似た意見をけっこう目にしたので、やっぱり私だけじゃなかったんだ。それで私なりになんでなのか考えてみた。

理由1.爬虫類はかわいぶらない

犬猫みたいにかわいらしさを追求して品種改良されてきた動物って、まるで自分がかわいいことを知ってるみたいで、特に猫なんて思い切り自分のかわいらしさを鼻にかけて見せびらかすじゃない。
その点トカゲはまだペットとしての歴史も浅く、ほぼ野生種のまま。まったく人間を意識しない、素のままなのに死ぬほどかわいい。爬虫類のいちばんのかわいさはこの無心さである、と言ってもいい(あとなんにも考えてなさそうなところも)。こういう天真爛漫な無邪気さって、むしろ人間がペットに求めるものだよね。あまりにも無垢すぎて、私なんて爬虫類見ていると胸が痛くなっちゃうよ。つまり、犬猫は人間臭すぎていやだと思う人(私はよくそう思う)にとっては理想のペットだってこと。

理由2.爬虫類は成長してもかわいいまま

犬猫は老衰して死ぬまでかわいいが(例外あり)、それは人間がそういうふうに改造したから。いわば一種の奇形。哺乳類はふつう成長とともに顔つきや体型が変わるから、ライオンやトラやクマなどの肉食獣は子供の頃はいくらかわいくても、大人になると恐ろしい獰猛そうな顔つきになる。
ところが爬虫類の特徴のひとつとして、卵から孵ったときから親と完全な相似形、というのがある。つまりこのかわいらしいモニターは単に大きくなるだけでかわいらしさは変わらない。

上の写真はアニマルタイガさんのツイッターからお借りしたものだが、このテン君とあろうくんをくらべれば、サイズこそ爆発的に巨大化するが、顔かたちも優しい目つきも体型も愛らしさも、赤ん坊の頃とまったく変わらないのがよくわかるだろう。(大人のオオトカゲで太めの個体が多いのはやっぱり飼育下では運動不足だからだろう。野生のは大きくても細いようだ)

ああ、悲しい! ミズオオトカゲが上のあろうくんのサイズより大きくならないんだったら私は死んでも欲しかったのに、こんなに大きくなるんじゃ、金銭的なことや場所はなんとでもなるのに(東京で馬を買うのは不可能だが、トカゲなら東京のマンションでも十分飼えるんだよね)、なのに私の体力ではもう無理というのが悲しすぎる。
もっと若い頃にこういうのがいるって知ってればなあ。逆にこんなかわいいトカゲを手のひらサイズから人間サイズまで育てることができる人はなんて恵まれてるんだろうと思うと嫉妬しか感じない!

というわけで、その悲しさ悔しさをYouTubeで爬虫類飼ってる人を見ることで紛らしているんだが、次はそのYouTubeの爬虫類動画について。

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