【スポーツ評】全日本フィギュアスケート選手権(2019)


(平昌のリビューでフィギュアのことを書いたので、せっかくだから見たばかりのこれについても。ちなみにフィギュアは私の「専門外」なので、ただの素人の野次馬の無責任な感想です)

平昌から2年近くたっちゃったけど、もちろんその間フィギュアは見てないわけではなかった。
という曖昧な言い方なのは、競技はちゃんとは見てないけど、YouTubeとかで試合結果やアイスショーのビデオだけはチェックしてたから。ただ、平昌以来私のお気に入りである宇野昌磨が今シーズンはどうも調子が出ないようで、それもあってなんかあまり見る気にならなかった。
それが今回の全日本は見る気になったのは、羽生・宇野が出てるからじゃなくて、実は高橋大輔が出てたからである。

たぶん書いたことなかったけど、実は高橋大輔は昔から大好きだった。平昌のところで書いててたように、私は男子フィギュアのオカマみたいにナヨナヨクネクネした感じが嫌いで、昔から男っぽくてセクシーな選手が好きだったから当然だけど、初めて見たときから日本人離れしててすごいと思った。(フィギュア以外では女の子っぽい男の子も好いていたから、フィギュアが過度にオカマっぽいだけ)
加えて彼は体も顔もいいという、日本男子としては稀有な逸材で、日本人の男子フィギュア選手で好きになったのは彼が初めて。しばしば奇抜すぎる髪型と、意味のわからない衣装がときどき謎だったけど。
あ、それともちろん踊れる人が好きなんで高橋はその意味でも大好き。そもそもスケートにはそれほど興味なくて、私はダンスの一種として鑑賞しているので。実は羽生も宇野も踊れるんだけどね。
そういう個人的好みはどうあれ、日本人男子では初のオリンピック・メダリスト、初の世界選手権チャンピオンというだけで、日本フィギュアの歴史に残る選手だろう。

その高橋ももう33才。しかも2014年に引退を表明して、2018年になって突然現役復帰を宣言。しかもこの試合を最後にシングルはやめ、あとはなんとアイスダンスへの転向を明らかにしている。なんかせわしない人だなあ。
スポットライト症候群だかなんだか知らないけど、やっぱり地道な生活は合ってなかったんだろうねえ。ダンスの勉強とかもしてたようで、ダンサー転向も視野に入れてたのかもしれないけど、この年で今さら世界のトップになれるわけないし、でもスケートでならまだまだそこらの若いもんには負けないし。
一流選手の引退のタイミングっていろいろあるけど、かつての中田英寿みたいに「勝てないなら辞める」とスッパリ切れる勝負師タイプの人と、「勝てなくてもプレイすること自体が楽しいから続けたい」と現役にこだわる人って両極端いるね。本田(圭祐)は前者だと思ったんだけどなあ。

ただ、シングルは1年限りと限ってるところを見ても、この参加はあくまで参加するだけだろうというのは予想がついた。怪我で1年近く試合にも出られなかったそうだし。
それでも出るからには最後に一花咲かせてくれるかと、けっこう期待して見たんだが、案の定というかジャンプはもうまったく飛べなくなってたねえ。練習では4回転成功させてたと聞いたのに。昔を知る者からするとなんとも痛ましい。得意のステップももう体が動かなくて足がついてこれない感じがひしひしと‥‥。
にも関わらず、ショートプログラムのこの振り付け好きっ! 下手すると全盛期のより好きかも。(曲はFall Out Boy “The Phoenix”)

この曲ももちろん大嫌いなんだが(いつもの話だが、私がアメリカを嫌うのは政治的なものじゃなく、単に音楽が死ぬほどダサいからである)、むしろフィギュアの音楽はこれぐらいダサいほうが向いているということに最近気が付いた。なまじっかかっこいい音楽だとなぜか浮いちゃうんだよね。
だから若い男の子がFall Out Boyとか、『白鳥の湖』とか、『ラ・ヴィ・アン・ローズ』とか『ロミオとジュリエット』とかが好きだと言ったら(歩けない婆だけど)時速100キロで走って逃げるけど、なぜかフィギュアの音楽はこういう悪趣味なほうが似合う。

自分に鞭打って踊ってる感じも、でも思うように行かない怒りを自分自身にぶつけてる感じもかえって色っぽくて、競技や採点とは別次元でステキ。全盛期の高橋がこのプログラムをやるのを見たかった。
ていうか、こういうのはアイスショーでやれよ。この人もうジャンプなんかしなくても、ステップとスピンだけでもお金払って見る価値あると思うけどね。
と言うわけで、これがそのアイスショーでお披露目した同じプログラム。もちろんジャンプの難易度が本番より低いので、転びもしないしずっと安心して見られる。ステップも本番はヨロヨロしてたのでこっちのほうがずっといい。

しかしいいカラダ! 羽生みたいなカトンボばっかり見せられたあとでは眼福としか言いようがない。

というわけで、出来はひどかったがSPだけ見た時点ではまだけっこう期待を持ってしまった。しかしこれがフリーではSP以上に体が動かなくて転倒しまくりでボロボロだった。「まだまだそこらの若いもんには‥‥」どころか、15才に完全に負けてるし。ここまで醜態‥‥と言ったらひどすぎるが、かつての王者がこんな姿を見られても、それでも出たいものなのか?

翌日インタビューを読んだら、

SP、フリーともにボロボロでしたし、最後にこういうふがいない演技をしてしまったこと、すごく申し訳ない気持ちです。自分自身すごく悔しい部分があるんですけど、今の技術についていけていない自分も分かっていました
「いろんなところでプライドっていうのもありましたけど、プライドを捨てられて。今の演技なんかも本当だったら、たぶん恥ずかしくて。そこを捨ててでも人前に出て滑るっていうところは、昔だったら、たぶんできなかったと思います。本当に惨めな気持ちにもなるんですけど、その中でも滑る経験ができたことはすごくよかったです」

と言っていて、わかっていたけどまた泣けた。それでもこれだけのお客さんの声援があるから幸せでまだやりたいって言うんだが、これがスポットライト症候群でなくてなんだろう?
まあそこまで言うならがんばって、と言いたいが、アイスダンスだって十年二十年とやってる人たちとの争いだろうに、これでできるのか? 「やっぱり無理でした」ですぐにやめたら恥の上塗りになるような気がするが。
もちろんここから奮起してもう一花咲かせられたら本当の感動物語だし、そういうこともまったくありえなくはないけれど‥‥。

figurejapanchampionship2019_04

いつものアレ

そこで期待の宇野くんだが、SPの出だしの4回転フリップ(彼が史上初めて成功させたということでギネス記録を持っている)を降りたときは、私もおおっと言ってしまったが、満場の拍手に包まれるのを見てジーン‥‥。前述のように今シーズンはずっとスランプだったらしいのだが、お客さんがスタンディング・オベーションしてるのを見て、みんな心配してくれてたんだなと。その後も、絶好調とは言い難いが、特に問題もなくこなした。
それより演技の途中で見せた笑みが良かった。彼自身戻ってきたのがうれしかったんだろう。
下は宇野のSPの演技。フリーよりこっちの曲のほうが好きだし、出来映えも良かったので。

プログラムも好き。曲は“Great Spirit”で、これ知ってる。以前EXで使ってた曲で、土人の祭りみたいなの(笑)。前に見たときは刺青ふうの柄のぴっちりしたシャツ着て、顔に土人風のペイントをしていて、やけにセクシーなので驚いた。彼は優雅なクラシックを選ぶことが多いが、若いし元気なんだからこういうアップテンポの曲もいいね。(でもこのコスチュームはやめて! 曲にもぜんぜん合ってないし、この子は普通の男の子らしい格好しているほうが似合うのに)
SPの羽生はいつものように完璧に近い演技だったが、宇野は5点差の2位で3位以下を大きく引き離していた。十分逆転可能な点差だけど、どうせまた2位なんだろうと思っていた。この子もシルバーコレクターになっちゃうのかなあ、とか思って。

それで2日後のフリーだが、例によって下位の選手の下手くそさを見て、上位がいかにすごいかを実感しようと思っていた私は、フジテレビが上位の選手しか映さないのでがっかり。
でもジュニアの上手な選手がいっぱい見られたのは良かった。っていうか、フィギュアみたいに若いほうが(おおむね)有利な競技で、ジュニア・シニアみたいな分け方って意味あるの? ジュニアは18まで出られるし、シニアは15才から出られるし、意味ないように思える。
それだったらいっそ本当の意味のシニアを作って30才以上限定とかにすれば、高橋大輔の生きる道もあるし、オールドファンも喜ぶのに。

とりあえず、初めて見た若手では友野一希(21才)がすごいうまいと思って見ていた。4回転もきれいに決めたし、それ以外もきれいだった。これだけできても表彰台にかすりもしないって、ちょっと見ない間に日本男子ってレベル上がったなあ。
しかしそれに続くジュニア勢の鍵山優真(16才)、佐藤駿(15才)がそれよりさらに良くて、正直、フリーのでき次第では宇野は表彰台も危ういのではないかと心配してた。SPで大差を付けたからまさかとは思うけどね。それでもこの時点では羽生の首位は疑ってもみなかったんだが。

宇野の番になったが、やっぱり完璧とはほど遠いものの、着地でぐらついても転倒は免れたし、なんとかまとめた感じ。やっぱり4回転が安定しないなあ。羽生に勝てないのはそこなんだが。動きに切れがないし、スランプって本当だったんだ。まだ回復途上って感じかね。

とりあえずジュニアに負けるということはなく宇野が総合点でトップで、最終滑走の羽生の番になった。この時ふと思ったんだが、この二人いちおうライバルってことになってて、でも宇野は羽生の出た試合では一度も彼に勝ったことがないんだけど、こういうときの気持ちってどうなんだろ?
私だったら絶対内心で「転べ、転べ!」と唱えちゃうけど、まあ宇野くんはそんな卑しいことは思わないよね。と思いながら見ていたら本当に転んだ! まさか私の祈りがかなってしまうとは! 《祈ってたんかい!》

というか、最初の4回転からおかしかったよね。その後はすべてがギクシャクして、得意のトリプルアクセルで転倒する始末。へえー? こんなこともあるんだ?
それでも私はフィギュアというと「転んでも金」という印象が強かったので、「それでも優勝は羽生なんでしょ」とふてくされていた。そしたらまさかの(常識的に5点差なんだからまさかでもなんでもないんだが)宇野くん逆転勝利! わーい!

という喜びに水を差したのが、その後の羽生のインタビューの態度。なんかめちゃくちゃいさぎよくない、感じ悪いインタビューだった。
いや、その前からだな。競技後ビデオのリプレイを流しながら、キス&クライ(得点が出るまで待つところをそう呼ぶのを初めて知った)での選手の表情も同時に見せてくれるのだが、そのときの態度が非常に不愉快。
失敗場面で思わず照れ笑いぐらいならまだかわいいが、こいつは終始エヘラエヘラと笑ったままで、いかにも「やらかしちゃったけど気にしてませんよー」という演出丸出し。特に3Aで尻餅ついた場面では大げさなジェスチャーで顔を覆ってギャグにしてみせる。負けたスポーツマンがこんなふざけた態度だったら殴り倒したくなるわ。
ちょうど翌日、早稲田でプレゼンテーションの授業があったから学生にも話して聞かせたのだが、失敗して笑ってごまかすというのは、欧米では最も軽蔑される恥ずべき態度だから絶対にやっちゃだめ。選手だって人間だから、負けて不機嫌になってもいい、泣いてもいい、怒ってもいいけど、笑うのは卑怯な小物感ばかりが強調されるから絶対にだめだ。ましてや「絶対王者」の態度では絶対にない。ていうか、欧米人じゃなくたって、プライドのかけらでもあればこんなことはできないだろうに。要するにガキなんだな。

もうこの時点で私の評価は地に落ちたんだが、そうやってヘラヘラしてたのに、得点が出て2位に落ちたことがわかった瞬間、いきなり真顔になって能面のような表情に。地が出たなと思った。自虐も含めておもしろキャラを演出してるが、実はこいつめっちゃ陰キャラじゃないかと思っていたが、それが表に出た感じ。
私が勘違いしてたように、あれでも勝てると思ってたんじゃない? だから余裕でふざけてたけど、負けたと知ったら笑ってられなくなった。

そのせいか直後のインタビューも演技をする余裕がなくてグダグダに。この時には多少は自分を取り戻していて無理に笑おうとするのだが、それがいかにも不自然で、目がぜんぜん笑ってなくて怖い。この人、もともと能面のような顔だから、般若の笑みになっちゃってる! こわいよー! 目はにらみつけてるのに、口だけゆがんでるのが。

まあ、これは持って生まれた顔のせいで彼に悪意はないとしても、言ってることも全部変でかなりヤバい。
アナウンサーが気を使って「連戦の疲れや最終滑走のプレッシャーもあったんではないでしょうか?」と聞くと、「まあ関係ないです。弱いです、はい」と吐き捨てるように言い放った。何この言いぐさ!

私はよくサッカー選手のインタビューを見て、クラブは戦後インタビューの応答の仕方も教育しておけと言っているんだが(実際そういう教育をしているクラブもあると聞いた)、こいつにくらべればサッカー選手なんて全員模範生だわ。いやしくもこういう公の場で、しかも「絶対王者」(笑)なら絶対に言ってはならないセリフ。
敗者はいさぎよく勝者を讃えるものだろうが! ここは「いや、昌磨くんが強かっただけです」と言うところだろうが。
なのに自分が弱かったと言うことは、宇野もべつに強いから勝ったわけじゃないと暗に言ってることで、勝者を侮辱している。そればかりか3位以下は全員彼より弱かったということだよね。現実には3位以下の選手もフリーは軒並み羽生より点数高かったのによく言うわ。
その後もいろいろ話しかけられてもほとんど答にもならず、それだけなら「あー、ショックで何も答えられないんだろうな」と同情するところが、そこにときどき般若の笑みをはさんでくるから、「こっちは話したくないのにわかんねーのか? とっとと消えろうぜー女!」と言っているように見えてしまう。
だいたいこういう余裕のないときこそ本音が漏れるもので、「あー、前から宇野のことは下に見てたんだろうな。どうせ自分には勝てっこないとなめてたのが、逆転されてショックなんだろうな」というのが見え見えだ。それならそれで、素直に悔しがればいいものを、最悪のパターンだわ。

表彰台の羽生、宇野、それに3位になった鍵山優真。16才と並んで同い年に見えるというのは、まあ言わないでおいてあげる。

それでも表彰式までには我に返ったのか、いつものスマイルを取り戻し、宇野にもおめでとうは言っていたみたいだけど、さっきのあれを見てしまうと、今度はその演技過剰な感じがうさん臭く見えてきてしまう。この人、海外生活が長いせいか、それとも意識してやってるのか、ジェスチャーがすごいオーバーなんだけど、それがあまりにわざとらしく、いかにも演技という感じがしてきてしまうのだ。宇野を抱きしめる仕草とかね。
だから、仲いいようなふりをしてるけど、本当はまったく仲良しでもなんでもないんじゃないか?とか勘ぐりたくなってしまう。

でも敗戦後のインタビューなんて誰でもいやなものだろうし、気は動転してるししょうがないよね、とこの時点まではまだ擁護するつもりでいた。ところが翌朝、新聞やネットに上がった羽生の記者会見の談話を見て、あまりのひどさにびっくり!
試合後の記者会見でのセリフだそうだが、

「やっと昌磨が心から全日本王者と言えるようになったと思う。これからは胸を張って頑張ってほしいし、全日本王者って大変だよ」

は? これ完全に宇野にケンカ売ってるよね? つまり今までは自分がいないから勝てただけで、本物の全日本王者じゃなかったと言ってるわけじゃない。それに「全日本王者って大変だよ」って、宇野はこれで全日本四連覇なんですけど、なんであんたに今さらそれ言われないとならないの? やっぱり完全に下に見てるんだな。

そういえば‥‥と思い当たったのだが、羽生が宇野といっしょにいるといつもやってる「かわいがり」。もし宇野はあれを嫌がってるんだとしたら‥‥とふと思った。YouTubeなんかじゃ女の子(おばさんかも)にはキャーキャー言われてたが、小さいうちならともかく、いくら見た目が赤ん坊みたいとはいえ、はたち過ぎた男にあれはないよな。
そういえば宇野からああいうことをすることは絶対にない。いつも仕掛けるのは羽生で、もし宇野が嫌なのに(特に背の低い男性にとって、いい年して子供扱いなんて屈辱でしかないはずで、喜ぶわけがない)先輩のやることだから嫌でも嫌と言えないとしたら、パワハラ以外の何者でもないじゃないか!

そう言えば羽生はこの直前のグランプリファイナルでもネイサン・チェンに負けて2位になっている。そのときもすごい発言をしていて、正確なせりふは忘れたが、「ネイサンがいてくれて良かった。他の奴らじゃ勝負にならないから」みたいなことを言っていた。
それに引き替え、負けた羽生を立てるネイサンや宇野の勝利インタビューの堂々として大人なこと。赤ん坊は羽生のほうだ。

どうです? ますます嫌な男に見えてきたでしょう。5ちゃんでいつも言われている「羽生は性格が悪い」というのが納得いくね。もっともああいうヘイトスレでは、これまでもすべての日本のトップ選手が性格悪いって言われてるからあまり当てにならないが。ていうか、スポーツ選手で性格いい奴なんているの?(笑)
まあ5ちゃんのあれは単に女にもてない奴らのひがみだろうが、ナルシシストだとか、思い上がってるとかというのは本当だろう。そもそも世界チャンピオンなんてのは、それぐらい鼻っ柱が強くて傲慢なぐらいでちょうどいいんだよ。
「絶対王者」というのも自分で言ったんだって?(笑) 日本王者でも世界王者でもなく絶対王者(笑)。すげえな、神の領域かよ!
でも勝ってるうちは何言っても許される、それがチャンピオンというもの。その代わり、負けたらそれが全部はね返ってくるのを甘んじて受け入れなきゃならない。だから普通の人にはそんな大言壮語は吐けないわけ。

なのにこいつは負けたあとの態度が最悪だから叩かれる。負けてからああいうことを言うのって単なる負け犬の遠吠えというか恥の上塗りというか最悪だし、最もスポーツマンらしくない態度じゃない。ほんと女の腐ったようなやつ。(これを言うとフェミニストにめちゃくちゃ叩かれるが、女性差別じゃないよ。だって男の腐ったやつの放つ悪臭は女どころじゃないから)

そもそも私がなんでフィギュアスケートが嫌いかというと、女々しくてナヨナヨした男ばっかり出てくる、(女の方も)陰湿でドロドロした汚い世界だと思ってたからだが、まるでその偏見を裏付けてくれるような人ですね。
いやただの偏見じゃないよ。「ナンシー・ケリガン襲撃事件」とか見てきたしね。確か日本のスケート連盟でもスキャンダルあったよね。見かけのきれいさにくらべて裏がドロドロしてるのってキモくない?

さらに羽生を批判すると、後輩への配慮もない。かろうじて宇野のことは言うが、予想以上に頑張った3位以下の選手への激励の言葉なんか一切なし。この人なんか年齢的に、これからのフィギュア界を引っ張っていかなきゃならない立場だろうに。

はい、この辺が真相かね。彼が最近荒れているのは、別に性格が悪いからではなく、そろそろ年齢的に限界が見えてきたから、そして後輩の追い上げが激しくなってきているのを感じてあせっているからではないか。フィギュアみたいな消耗の激しい競技じゃ誰もが避けて通れないのにね。
宇野とは3才差だが、22才の宇野にはまだ伸びしろがある。でも25過ぎたらあとは落ちるだけ。そういう重圧をはねのけて復活したら王者と認めてあげるけど‥‥このメンタルの弱さ、体力のなさじゃ無理じゃね?

宇野、高橋、羽生の3人。こうやって並ぶとあまりにも顔立ちや雰囲気が違うので驚く。日本人って本当に多様性あるな。

羽生のおかげでかえって株を上げたのが高橋大輔。正直言ってフリーを見たあとは「みじめだなあ」と思ってがっかりしていたんだけど、たかが1回か2回負けただけで取り乱しまくる羽生を見ると、かつての(本当の)王者がここまで醜態をさらしながらも、それでもスケートに執着するのって、一周回ってなんかかっこよく見えてきてしまった。うん、やっぱり私はイケメンに甘いね(笑)。不細工には容赦ないが。
あとから知ったのだが、”The Phoenix”の振り付けやったのってビヨンセやレディー・ガガの振り付けもやってる日系アメリカ人のシェリル・ムラカミだったのね。その練習風景の動画があったので見たけど、完全にダンスじゃん、これ。これを氷の上でやるってほとんど不可能に思えるのをやってのけたんだから、ジャンプで転ぶぐらいどうってことないわ。
それであらためてじっくり見たけど、やっぱりセクシーだわー。というか、セクシーさはそのまま、年を取ってますます男っぽく色っぽくなったね。まあスケート選手としては旬を過ぎても、男としては脂が乗りきってる年頃だもんね。やっぱり引退なんてもったいないという気がしてくる。
とにかくこの顔、この体を見ちゃうと、羽生なんてバカバカしくて見る気が起きなくなるぐらい。ただ、練習時の長い前髪すてきだったのに、本番では刈り上げオールバックで出てきてそれがちょいマイナス。

それで(いつのまにか)本命の宇野昌磨。何度も言うように彼はひどいスランプからの復活途上で、あまりほめられた出来ではなかったんだが、男としては平昌からずいぶん成長したね。
途中、変なCMが流れて、CM自体はアホみたいなものだったんだが、そこに映る宇野くんの姿を見てドキッとしてしまった。
確かに今でも年より若くは見えるが、もう10才には見えない。16才ぐらいに見える。いや、バカにしてるんじゃありません。一番いい頃じゃん。少年が男として開花し始めた感じで。笑うとまだまだあどけないんだけど、きりっとするとびっくりするほど男っぽい。なんかどこかのアイドルみたいな感じで、私の期待した成長の仕方とはちょっと違うけど、それでもいい男には違いないわ。
完全復調が楽しみ。彼は羽生とは3才しか違わないけど、しっかり筋肉もついてるし、体幹も丈夫そうだし、羽生よりは長持ちするんではないか? 心配なのは(もともとふっくらタイプだから)太ることだけかな。

おまけ1 宇野くん貞操の危機?

キス&クライでのコーチとのひとこま。

宇野のスランプの原因として何度も聞いたのはコーチの不在。今シーズンはなんでかコーチなしでやっていたのだが、それとスランプが重なったので。どうやらひとりでできると自分では思ったらしいが、K&Cでひとりぼっちで座っている姿はなんかかわいそうだった。
それがこの試合からステファン・ランビエール(スイス)がコーチとしてついている。ランビエールって言ったら高橋の同期じゃない。高橋がああなのに、こっちはもうコーチか。と思ったら、アイスショーでは宇野とデュエットで滑ったりしている。やっぱりまだやれるんじゃん。
ところでランビエールって人気あったんだね。というのも、YouTubeを見ていたら、宇野の話題と同じぐらいランビエールが話題になっていて、宇野の演技と重ねてランビエールの姿だけを追ってるビデオまであったので。私は現役時はそれほど印象ないんだが。

それでランビエールを見ていて、こいつは絶対ゲイだと確信した。羽生x宇野のビデオとかを見てもこの人たちがゲイだとは夢にも思わなかったが、ランビエールは絶対あやしい。と思うぐらい、からみつく視線とか、からみつく腕とかがゲイっぽい。私は長年(主に音楽と映画で)ゲイを見抜く目を養ってるから確か。
そこでネットで検索してみた結果、ビンゴ! 公式には表明していないが、ほぼ間違いなさそうだね。そうなると宇野くんの貞操の危機!となりそうだが、ランビエールにはちゃんとボーイフレンドもいるそうなのでそれは心配ないでしょう。

おまけ2 おばさんパワーについて

5ちゃんねるとかでは「会場がババアばっかり」という声が多かったが、ババアの私が見ても確かにババアばっかりなので驚いた。でもこれは嘆かわしいことじゃなく、むしろ日本が誇るべきことだと思うよ。
中高年の女性で観客席が埋め尽くされるなんて、他の国ではまずありえない。どころか、そもそもスポーツの観客席におばさんが夫の同伴なしにいること自体まずない。ていうか、(競技にもよるけど)そもそも女がいない
つまり日本の中高年は、夫や子供の世話以外にも熱中できることがあって、そのためひとりで夜外出できるぐらいの自由と金を持っているということだから。そんな国って先進国でもまずないよ。まあ実際は日本のおっさんたちは妻が何してるかなんて関心もないというだけだろうけど。
しかしなんで若い女性がいないのか? スマホポチポチしかやることないんだな、たぶん。最近の若い子を見てるとほんとそう思う。趣味とか熱中するものがないし、まずスポーツとか音楽とか映画とかなんにも見てないんだよ。これは若い男も同じだが。よってやっぱりおばさんのほうが健全だ。

おまけ3 マイナー競技としてのフィギュアスケート

というか、フィギュアの観客席が満席になること自体もありえないか。だいたい、海外の試合なんか見るとけっこうガラガラだしね。日本で局所的に人気が高い競技だということがよくわかる。まあ人気があればあるほどフィギュアをやろうと思う人も増えるし、引退した選手の働く場も増えていいことだ。
フィギュアのマイナーさについて5ちゃんにコピペを貼ってる奴がいたが、それ自体は恐ろしく眉唾な数字だったけど、マイナーなことは事実。それでマイナー競技だからたいしたことないやつでもチャンピオンになれると言いたいらしいが、それはどうかな。
私がかじった馬術も、私の父がやってたスキージャンプもマイナーなんで一言いわせてもらいたくなるが、たしかに競技人口が少ないと入門の敷居は低いかも。つまりサッカーみたいにめちゃくちゃ競技人口が多いと、才能のある人も、ちょっとしたチャンスを逃しただけで消えてしまうことも多々あるだろうけど、マイナー競技なら確実に頭角を現せる。
ただ、不思議なものでそういう競技でも世界のトップに立つような人というのは、他とはレベルがまったく違う、神がかってるとしか言えない選手が多いのだ。マイナーだからメダルの意味がないなんてことは絶対ない。だから羽生のすごさもよくわかってるんだけども。

おまけ4 クソプーがいなくなったこと

そういえばこの大会から、プレゼントの投げ込みが禁止されたおかげで、あの汚らしい黄色いシャワーが見えなくなってせいせいした。私は英国の児童文学のファンなので、もちろんA.A.ミルンの”Winnie-the-Pooh”は大好きだけど、ディズニー版は似ても似つかないので大嫌い。あんなクソかわいくもないもの、かわいいともてはやす気が知れない。
そもそも、あの光景はただでさえバカにされがちなフィギュアスケートが、いかにバカバカしくて幼稚なものかを見せびらかすようなものだったので、苦々しく思っていたから、なくなって本当によかった。ああいうところ、日本のおばさんはバカだ。
そもそも「スター」にプレゼントしたいという気持ちがわからん。あんな何百ともらったって、羽生はそんなもの見もしないに決まってるし、ゴミになる(のと、ディズニーを儲けさせる)だけ。それだったらまだ札束でも投げ込むほうがわかるし、私がもらう側ならそっちのほうがうれしいわ。

今日は不愉快な話が多かったので、気分直しに宇野くんサービスショット。やっぱりかわいいなあ。

写真:伊藤彰紀
Akinori Ito|aosora

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