★【ゲーム評】Rusty Lake: Roots 解説と感想

(完全ネタバレありです。まだプレイしていない方でプレイする予定のある方は絶対先に読まないでください。完全攻略は次の記事になります)

ラスティ・レイクはヨーロッパのどこかにある風光明媚な山あいの湖。(人名からすると明らかにオランダなのだが、オランダに山はないし、やっぱりこの世界じゃないような気がする)
しかしそこには黒い影のような亡者がさまよい、体が人間で頭が動物の異形の者たちが出没する。そればかりか湖そのものが生きていて、なんらかの意思を持っているらしい。
ここは心を病んだ人々のための療養所になっているのだが、その患者のひとりのある女性が何者かに殺されたことから、刑事デイル・ヴァンダーミアはラスティ・レイクに足を踏み入れる。しかし、彼はこれが単なる殺人事件でないことを知り、ラスティ・レイクの深みと自分自身の心の闇の奥に沈み込んでいく。

本作『Rusty Lake: Roots』は『Rusty Lake Hotel』に続く有料コンテンツで、Steam他で公開された。
前作、前前作の『Birthday』、『Theatre』も超傑作だったが、ずっと無料でやってきたのに、なんか有料のが増えてきたのはちょっとな‥‥と思っていた。値段も198円から100円上がって298円になってるし。
でもやってみて唖然。これ、2980円でも安いです。2980円でも5000円でも絶対買ったと思う。まあ5000円ならグラフィックはもうちょいアレになるだろうけど、この絵はやっぱりRusty Lakeの売りだしなあ。このキャラが3Dでグリグリ動いたらやっぱり変だし。

とにかくこんなもの298円で売るなんて正気じゃない。ていうか、これ34のエピソードから成るんだけど、無料ゲームならこのうちの1つのエピソードで十分だわ。(なのにその10本ぶんはある『Theatre』を無料で出すところもすごい)

Rusty Lake史上最長のシナリオというのは嘘じゃなかった。それでやってみたらこれが期待に違わぬ大作だったので、他は全部攻略でごまかしちゃったけど、せめてこれぐらいはまともなリビューを書いてあげようと。ただ、リビューを書くには大々的なネタバレや謎解きをせざるを得ないので、まだやってないファンの人は絶対読んではいけません。いろいろと衝撃の事実も明らかになるので。

というリビューも攻略も公開当時にすべて書き上げたんだけど、その公開がこんなに遅れたのは、前述のように書いただけで満足してしまったというほかにも、Rusty Lake / Cube Escapeシリーズがスマホ版で発売されたらしく、ネット上に一気に記事が増えたからなんだよね。いつのまにか専用Wikiまでできちゃって。

これだけの名作だから、もちろん第一作が出た頃から注目されてたけど、英語版なせいか、日本ではごく一部の攻略サイトとかが取り上げてるだけだったので、ああいうのを書いたんだけど、これだけ情報あふれかえってるならべつにいいじゃん‥‥とひねくれてアップする気をなくしてしまった。
でももともとこの記事を書き始めたのは、日本語の攻略や紹介が間違いだらけだったからで、それはスマホだともっとひどい。登場人物も知らないで書いてるようなのが多いし。やっぱり公開する価値はあると思い直してアップしました。というか、続編もどんどん出てて、完結しそうな勢いなのでこのままじゃ遅れを取るとあせったせいも。

もうひとつ見くびってたのは、ラスティ・レイク(まぎらわしいので制作者&シリーズ名は英字で、舞台となる湖はカナで書きます)を舞台にはしているけれど、見たところヴァンダーブーム家という一家の年代記で、『ラスティ・レイク・ホテル』と違ってデイルや死んだ若い女性はまったく出てこないし、今度こそ番外編というか、キューブ・エスケープ前史なんだろうと思っていた。
そしたら驚いたことに、これはシリーズの完全なプリクエルで、長年謎だったミスター・クロウの正体がわかったばかりか、あの女性の素性も(たぶん)わかった。まさかそういうことだったとは!

ここから物語が始まる

1860年春、若きジェイムズ・ヴァンダーブームはラスティ・レイクに移住する。謎の死を遂げた叔父ウィリアムが残した家を相続し、そこに住むためである。叔父は謎の種も彼に残していた。ジェイムズはその種を庭に植えて育て、木とともに彼の家系は枝葉を広げ成長する。恐ろしい秘密を秘めたまま‥‥

ちなみにboomはオランダ語でtreeの意味。デイル・ヴァンダーミアが「湖のデイル」の意味だったのと同様に、この家の人々は全員「木の」という名字を持っていることになる。

ゲーム・システムもいつもとかなり違って、全体が33(+1)の短いエピソードから成り、それが木の枝の上に花開いていく。ジェイムズから始まった家族が増えるにつれ枝が増え、彼らが年を重ねるとともに枝が伸びていく仕組み。ひとつのエピソードを解くと次が解放される。ああ、なんかこういうのすごい好き。小説でも年代記が好きなんで。
『ラスティ・レイク・ホテル』も、外界と隔絶された孤島に集まったお客がひとりまたひとりと殺されていき、「そして誰もいなくなった」になる推理小説の定番をうまく利用していたが、これもおもしろい趣向。

ただ、最初は個々のエピソードが短すぎるし、ゲームとしてもやさしすぎるなあと思っていた。ちょっと淡白すぎるかななんて。

左からメアリ、サミュエル、レオナルド、アイダ、エマ、アルバート

あと、最初はこの絵に抵抗覚える人はいるかも。顔がちょっとあれなんで(笑)。ここのグラフィックはなんともいえない味があって好きなんだけど、そういやこのシリーズ、人間なんてほとんど出なかったんだわ。唯一生身の人間らしいデイルはなかなか渋いいい男なんで満足してたが、ちょっとこれは‥‥。動物やアイテムを描かせるとあんなにいいのに、どうも人物の顔はなー。
という不満も、物語に引き込まれるにつれ、すっかり忘れてしまった。登場人物に感情移入すれば、この人たちはやっぱりこの絵でないとと思えるようになってくる。

そう、これまではぼんやりほのめかされるだけだった物語が、このゲームではかなりはっきりしてきた。
すごいと思うのは、登場人物はほんのわずかな例外を除いて何もしゃべらないし、全員が完全に無表情なのに(ときどき吹き出しの中に絵が出て、考えていることを表すだけ)、どうしてここまで複雑な感情を表現できるんだろうということ。
さらにそれを言ったら、個々のエピソードは単純な(そしてしばしば不条理な)パズルだけだし、ナレーションとかもないのに、どうしてこれだけ複雑なストーリーをちゃんと伝えられるんだろう? というぐらい壮絶な大河ドラマなのだ。(言葉を使わないおかげで、英語のわからない日本人でも楽しめるという利点もある)

これは本当に驚いた。もともと脱出ゲームの中ではストーリー的ではあったけど、そもそもこんな大河ドラマになることを制作者は最初から意図して作ってたんだろうか?
しかし、このシリーズの前に作られたプロト・ラスティ・レイクと言える「Samsara Room」がズバリ「サムサラ=輪廻」をテーマにしていたし、これまでも輪廻転生をほのめかす部分はあったので、その意味テーマはずっと一貫しているとはいえる。

(ここから完全なネタバレです。っていうか、後のシリーズも軽くネタバレしちゃってるし)(攻略は次の記事にあります)

これがヴァンダーブーム一族の五代に渡る家系図。ちなみにこの系図は英語版Wikiからパクってきて日本語を入れただけ。
ただこの系図ではジェームズの父が氏名不詳の謎の人物になっていて、ウィリアムとアルダスにはもうひとり兄弟がいたことになっている。どうやらそういう説があったみたいだが、どう考えてもこれはこじつけだ。
理由としては、シリーズを通じて、そんな人物の存在は言及されていないことと、兄弟はいつもセットで登場しているのに、もしもうひとり兄弟がいたら必ず話に出てきたはずだから。「ヴァンダーブーム兄弟」と題された肖像画にも二人しかいなかったし。

アルダス(左)とウィリアムの兄弟

ジェームズは死んだ叔父の家を相続した。その家にあった死体はウィリアム。ウィリアムの死体を発見するエピソードに「叔父さん」という題がついているので、明らかにウィリアムはジェームズの叔父だ。
ならばジェームズはアルダスの息子と考えるのが普通だと思うが。それで何も矛盾はないよね? なんで三人目の兄弟なんてのが出てきたんだろう。

アルダスが生きているのにジェイムズが唯一の相続人というのはおかしいという考え方も成り立つが、ジェームズの父の生死については何も触れられていなかったし、あんなカラスになっちゃって、アルダスも世間的には死んだことになっているとばかり思ってたんだけど。

ちなみに「アルダス」は英語読みだとオルダスだが、ここではアルダスと呼んでいた。他の登場人物もオランダ語読みにすべきだが、わからないし面倒なので英語読みにした。

おおまかなストーリー

19世紀半ば、ラスティ・レイクのほとりに住むアルダスとウィリアム・ヴァンダーブームという名の錬金術師の兄弟が 不老不死の霊薬(エリクサーまたはエリクシール。エリクサーは英語読み)を作り出すことに成功する。
アルダスは薬を飲んで頭がカラスの異形の者(ミスター・クロウ)に変身し、どうやらある種の不死性を手に入れたらしいが、弟のウィリアムは薬を飲んだとたん倒れて死んでしまう。
しかし死すらも超越したアルダスは、ウィリアムを転生させて生き返らせることを画策する。しかしそれには80年近い歳月と、9人の子孫の犠牲が必要だった。木を育て、(9人+ウィリアムで)10人の肉体の一部を捧げることでウィリアムはこの世に戻ってこられるのだ。

んんん? 錬金術師兄弟の片方が死んで、それを甦らせるために禁断の人体錬成に手を染めるって‥‥『鋼の錬金術師』(荒川弘の人気マンガ)じゃん!!
実は似てるのはここまでで、その後はまるきり違うからおそらく無関係だとは思うが、日本のマンガの浸透度は意外と高いから、ヒントにした可能性もないではない。

とりあえず、こういういきさつがわかるのは、ゲームの最後の最後で、それまでは例によってぼんやりと不気味に暗示されるだけである。このゲームの常で、プレイヤーは自分が誰かもわからないのだが(鏡に映った姿は黒い「影男」である)、それ(つまりプレイヤー)が死んだウィリアムだとわかるのもゲームの半ば過ぎてから。
そういえばなんかそういうホラー小説も読んだなあ。子孫の肉体を乗っ取って、永遠に生き続けている妖術師の話。

兄弟がこういう結末を予期していたのかどうかはわからない。ただ彼らよりは湖の方が絶対に古くから存在していることを考えると、兄弟の実験に湖が反応して、こういう結果になったとしか思えない。
ミスター・クロウだって、結局ミスター・アウルの下働きにすぎないようだし。曾孫の代まで自分の子供たちを搾取して得たものが結局は湖の奴隷というのはなんとも皮肉だし、悪党にふさわしい末路だ。

というわけで、これは完全にCube Escapeシリーズの前史、ミスター・クロウの誕生秘話だった。そしてプレイヤーは死んだウィリアムになって、生者の世界に転生するため、子孫たちを生け贄にしてその肉体の一部を集めて回るという血なまぐさい話。

しかし、このゲームのヴァンダーブーム一族は、たとえば『ラスティ・レイク・ホテル』の動物たちのような単なる犠牲者(というか食材)ではない。彼らもそれなりの夢や希望や愛を持って生きている人間なので、よけいその犠牲が痛ましいのだ。

とりわけ印象的なキャラクターがアルバートだ。彼はジェームズの妻メアリが産んだ三つ子の末っ子で、生まれつき額に大きなあざがある。このあざのせいか、それとも痩せっぽちで女の子とケンカしてもやっつけられてしまうほどの虚弱さのせいか、それとも赤ん坊のときミルクの代わりにワインなんか飲まされて育ったせいか、アルバートは心もいじけてねじ曲がった大人に成長してしまう。
特に子供の頃からバカにされ、いじめられていたせいか、三つ子の兄のサミュエルと、姉のエマに対する積年の恨みをずっと溜め込んでいたらしい。

愛と憎しみのために自ら悪魔となったアルバート。両手に持っているのは兄夫婦を模したヴードゥー人形。

このアルバートというキャラはやったことから言ったらアルダスとウィリアム以上の大悪人なんだが、そういう生い立ちのせいでなんとも哀れな感じがしてしまう。しかし彼は母、兄、兄嫁、姉、甥に対し残酷な復讐を成し遂げる(ことによって、結果的にウィリアムのための「生贄」を集める手助けをする)。
姉のエマに対してはエマの幼い息子フランクを井戸に落とし、必死に息子を探し続けるうちにおそらく精神を病んだエマは「木」で首を吊って自殺する。
また、兄のサミュエルを憎む一方で、兄嫁のアイダに懸想するアルバートは二人を誘拐し、ヴードゥーマジックで残酷な拷問を加えたあげく殺してしまう。(実際に手を下すのはプレイヤーですけどね)
あと何の恨みがあったのか、実の母までどさくさまぎれに殺してしまう。

これだけでもすごい話だと思っていたのだが、幼少時に井戸に落とされて死んだと思っていたフランクが33年後に生きていたのがわかったときは仰天した。どういう気まぐれか、アルバートはフランクを殺さず生かしておいたのだ。それにしても、33年間、ひげぼうぼう髪ぼうぼうの素っ裸で井戸の底で生きているってすごすぎる。おそらくそれ自体がアルバートの復讐なんだが。食べ物を渡すふりをしてわざとじらすとかしてたしね。
しかし、たかが子供のころいじめられたというだけの理由で、姉を死に追いやったのみならず、その息子まで33年もかけていびり抜くアルバートはやっぱり異常すぎる。

井戸の底のフランク。こうなるきっかけとなったテディベアがまだあるのが泣かせる。

しかしフランクを殺さずにいたことがアルバートの破滅の原因となる‥‥というのも、いかにも古典的悲劇の様式通りで美しい。しかもフランクを井戸から救い出し、結果としてアルバートを破滅させることになるのが、アルバートが自分の精液と殺したアイダ(兄嫁)の卵子から実験室で合成した娘ローズだという二重の皮肉

エマと息子のフランクの話も悲しい。いくら捜しても見つからない息子に、エマは「この手紙を見つけたら星々の中に私を捜してください」という手紙を書いてオウム(ハーヴィーだ!)の首につけて飛ばす。
そして30数年後、息子はその手紙を読んで星々の間に母のメッセージを見つけるのだ。(実際見つけるのは謎を解いたプレイヤーだけど) 33年間井戸の底からフランクに見えたものは星だけだったことを思うと、この話はよけい切ない。
その間、エマは天からずっと我が子を見守っていたんだなあと考えることもできるし。

なんかこの、悲劇と喜劇が織りなす不条理な年代記は、私にはガルシア=マルケスの『百年の孤独』を思い出させる。これはすごい褒め言葉だよ。私は『百年の孤独』こそは古今東西で最高の小説だと思ってるから。

という高尚な感動を一気に打ち砕くのが、ちょっと形容に困るエグい演出
いや、もともと奇妙な世界ではあったが、なんか今回はそれがエスカレートしているような。大時計の扉を開くといきなり全裸のジジイ(ウィリアム)の死体が転がり出るのはまあいいとしよう。しかしその乳首をグイともぎ取って、その穴から体内に入っていって心臓を取ってくる‥‥というのは前にも似たようなのがあったからいいとしよう。(文章で書くと壮絶だけど、実際はあのユーモラスな絵なんでそれほどショッキングではない)

しかしさすがにあの「出産シーン」には引いた人が多いんではないか。この通り、クリックするたびに足の間から赤ちゃんがボットンだもんね(笑)。そのくせへその緒をはさみで切るみたいなところは変にリアルだし、最後に胎盤まで出てくるのには閉口した。おまけにその胎盤を犬に食わせるって‥‥(絶句)

赤ちゃんを産み落とすメアリ

このように二世代目(ジェームズとメアリ)と三世代目(エマ、サミュエル、アイダ、アルバート)は全員が壮絶な死を遂げるんだが、曾孫の代になると死にはしないものの(ある意味死ぬよりひどいめにあうが)、それでも悲劇はついてまわる。

考えてみたらこの一族、もともとが人体錬成要員だからか、まともに生まれてきた人はほとんどいない

エマは花を愛する女の子、なのはいいが、花と交配して妊娠しちゃうし。(花からタンポポの綿毛みたいなものがふわふわとスカートの中に入ってきたかと思うとおなかがふくらんでいる)
エマの子フランクは前述のように幼い少年の頃から33年間、井戸の底に閉じ込められて育つ。だからフランクは「花の子」なんだが、ひげぼうぼうの素っ裸の中年男が花の子と言われても‥‥。

ローズは常識的に言えばアルバートの精子とアイダの卵子から生まれた試験管ベビーなんだが、その「製法」を見てると、やっぱり錬金術的で、ホムンクルスかと思うし、だいたいがこれは形を変えた強姦、または屍姦だよね。(卵子はアイダを殺してから取り出したとしか思えないので)
ローズは、親が親だからか、はたまた生まれが生まれだからか、ただでさえ異常な家族の中でも、見るからに不気味な謎めいた少女で、どうやらある種の霊感の持ち主らしい。彼女はウィージャ盤(西洋版こっくりさん)でプレイヤー(ウィリアム)と会話する。

サミュエルとアイダの息子レオナルドは、この家系では珍しく愛し合って結婚した両親から生まれたまともな人間だから、この中ではいちばんまともそうなんだが、戦争に行って英雄になるものの、片足を失う。(それでもプレイヤーとミスター・クロウの介入がなければ戦争で死んでたようだからましなんだが、彼をここで救ったのも結局は‥‥)

それでもこの子たちは何の罪もないのに、最後は「木」の養分にされる(生死は不明だが、レオナルドとフランクはたぶんあそこで死んでる)という悲惨な結果に。

それでかんじんのウィリアムはというと、見事に転生をとげたはいいが、赤ん坊の姿で生まれてくる。そしてゲームは湖の中に立ち、赤ん坊を抱えたローズの姿で終わる。

あの「湖の女」の正体はローズだったのか? それなら赤ん坊は?となると、これはもう転生したウィリアムしかないでしょう。ウィリアムもローズだけはおそらく自分を育てさせるために生かしておいたと見える。
ただ、これが後のシリーズにどう関係してくるのかわからないんだよね。デイルや死んだ女性と、この一族がどう関係してるのかとか。

とにかくいちばん謎めいていたミスター・クロウの正体がわかっただけでもすっきりした。まだミスター・アウルやハーヴィーの正体はわからないけども。ミスター・クロウが元は人間ってことは、ミスター・アウルも当然人間なんだろうが、誰なんだろう? というわけで、ますます謎が深まるラスティ・レイク・シリーズでした。

《重大なネタバレ》

これを書いたとき(プレイ直後)は気づいていなかったんだけど、重大な手がかりは上のスクショでローズが赤ん坊をくるんでいる布だった。これはローズがフランクと踊るときに着ていたワンピース。
ちなみにこのエピソードはローズがフランクと愛し合うようになったことを示唆しているのだと思ったが、そのあとすぐにフランクは木の肥料にされてしまう。ということは、二人とも完全に木とウィリアムに操られていただけか。

凄惨な話の中、いきなりロマンチックな雰囲気のローズとフランク

でもフランクにしてみればローズは命の恩人だし、33年ぶりに見た女性だし、十分恋愛関係も想像できる。もしこの二人が愛し合うようになったとしたら、ローズから見れば父(にして母の殺害者)を殺した男との恋愛だから、よけい話が複雑でおもしろくなると思ったのだが。
ただ、ウィリアムがいきなり赤ん坊の姿でポンと出現することは考えにくいので、彼はローズの子供として生まれてきたのだと思う。そしてその子の父親はやっぱりフランクしか考えられない。それもこの夜に結ばれたとしか。そうなるとこのワンピースはローズにとっては特別な意味のある服なのだ。

そしてゲームの最初からたびたび登場している「殺された女」が着ていたワンピースは‥‥

彼女が着ているワンピースはローズのもので、おそらく母譲り。すなわち、殺された女=ウィリアムだったのだ! まさか性転換、じゃなかった女性に転生していたとは気づかなかった! でも輪廻だから大いにありうる。

これでミスター・クロウの正体と、殺された女性の正体がわかったことになる。それ以上に謎だったデイル・ヴァンダーミアとこの人々との関係、女(転生したウィリアム)を殺した犯人の正体、ミスター・アウルの正体も後のゲームでおいおい明らかになる。

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