【映画評】キアヌ4本立て 前書き

ここに書いたように私は『マイ・プライベート・アイダホ』(1991)で一目惚れしてからずっとキアヌ・リーヴスの大ファンなのだが、さしもの不老不死(やっぱり死ぬと思う)のキアヌも、50過ぎたあたりからそろそろ衰えが出てきた。それで、こちらも引導を渡すかどうか決めかねているんだが、そんなキアヌの未リビュー映画をまとめてみた。

ファンと言ったそばから、容姿が衰えたから見放すってひどいって? う~ん、でもキアヌはべつに演技力に惹かれたからファンになったわけじゃなく、もともと顔と体目当てだからなあ。〈もっとひどいわ〉 まあ、それぐらい好みだったってことで。
もうあっちこっちに書いたから詳しくは書かないけど、私にとってのキアヌの魅力を簡潔に言うと、

長身痩躯
淡白で端正な顔立ち
クールで貴族的な風貌
ミッドアトランティック・アクセント【注】
半分だけどイギリス人

ってところかな。

【注】ミッドアトランティック・アクセント カナダ英語は英語と米語の中間なのでこう呼ぶ。まあ、この人はカナダ人と言っても生まれ育ったというだけで、ずっとアメリカで生活してるからかなりアメリカナイズされてはいるが、それでもお母さんがイギリス人なので、地のしゃべりにはどこかイギリスっぽい響きが残ってるので。

ただ、保ちの良さには驚いたけど、もともと彼の老後にはあんまり期待していなかった。こういうつるんとした美男って年取ると悲惨なことが多いし、そもそも彼の魅力って若々しさにあったから、それがなくなったら何が残るかなって思って。
役者だから演技がうまければ容姿の衰えなんてどうとでもなるんだけど、彼はあの棒を呑んだような、無表情のでくのぼう演技だしねえ。(そこがよかったんだけど)

とりあえず、こういう役者主体のリビューのおもしろさは、「キアヌが出てなかったら絶対見ない」タイプの映画も網羅することだろう。ただでさえ私は選り好みが激しいからね。ただしそういうわけで、作品の質はほんと玉石混淆です。

キアヌ4本立て もくじ

【映画評】ディアボロス/悪魔の扉(1997)The Devil’s Advocate
 ★【映画評】ジョン・ウィック (2014)John Wick
 【映画評】エクスポーズ 暗闇の迷宮(2015)Exposed
 ★★【映画評】イーライ・ロス『ノック・ノック』Knock Knock(2015)

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【ゲーム評】Skyrim事始め その13.ここがすごいよ、Skyrim!(4) エズバーンと結婚したい

skyrim88

しまった!! ついうっかりこれを書くのを忘れてた。実を言うと、Skyrimを始めてから1か月後ぐらいには、シナリオのつまんなさとか際限のないバグとかにもううんざりして、金もったいないけどもうやめようとまで思ってたのだ。 つまりもう完全に見捨てる寸前だったんだけど、それを寸止めで救ったのは、すでに述べたような各種MODと、そしてこの人の存在だった。
彼を知って、「やっぱSkyrimすげー! ハンパないわ! こんなゲームできて幸せ!」となったのだが、少しもったいぶって、関係ない話題から。

(Skyrimはやればやるほどハマっていて、未公開の記事が大量にできてるんですが、古い奴からすべて書き直したりスクショを撮り直したりしているので、公開はまだ先になりそう)

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【書評】カズオ・イシグロにノーベル文学賞

このブログには時事的なことは原則として書かないんだけど、いちおう私は英文学屋なんで、ひとことだけ。とりあえず英国人がノーベル文学賞取ったのはうれしいし、それが日系人(と言っても、日本人として生まれた帰化人なので、単に親の片方が日本人という日系人よりは日本寄り)なのもうれしい。ひとまずおめでとうございます。ちなみに英文学の世界ではイシグロは押しも押されぬ大作家なので、ごく順当な結果。といちおうヨイショしておいてと‥‥。

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【映画評】デヴィッド・リンチ『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』(1992) Twin Peaks: Fire Walk with Me

♣ シーズン3本編のほうを♦♥がやるというので、こっちは♠♣でお送りします。まあ、リビュー書き損ねたやつの在庫整理なんだけどね。
♠ この映画版プリクエルは公開当時に映画館で見たんだけどリビューを書いてない。というのも、すごい怒り狂ってそんな気になれなかったんで。
♣ なんでそんなに嫌いだったんだっけ?
♠ 覚えてない(笑)。リビュー書かないとだめなのはそのせい。ストーリーすらすべて忘れてた。クソだのゴミだのわめき散らしてたことだけは覚えてるけど。

♠ 実を言うと、当時の観客や批評家の評判も似たようなものだったんだよね。おかげで映画は大コケ(少なくとも本国では)、批評家にもボロクソ言われた。
♣ まあ、それも当然だと思いますけどね。やっぱりファンは宙ぶらりんのクリフハンガーで終わったテレビシリーズの補完をしてくれる映画と思って見るじゃない。ところが謎はまったく解けないどころか、よけいわけのわからないものばかり出てきて、おまけにシリーズで慣れ親しんだレギュラー出演者のほとんどが出ないとあっては、そりゃーがっかりするよ。
♠ 私も当時の記憶はおぼろげにしか残ってないんだけど、なんかツイン・ピークスとは似て非なるものという印象だった。映画の出来の悪いパート2みたいな。

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★★【テレビ評】デヴィッド・リンチ『ツイン・ピークス』 第1・第2シーズン (1990-1991)

はじめに

これは今を去ること25年前に書いた、『ツイン・ピークス』のオリジナル・シリーズのリビューです。実はあまりに好きすぎて、当時も書きたいことがありすぎるのに時間がなくて、未完のままで放り出してあったのをサルベージしてきました
理由は、第3シーズンについて書くのに、前提条件としてまた同じようなことを繰り返すのはしんどいと思ったのと、もし時間があれば、また旧シリーズを見直してちゃんと完成させたいと思ったから。

構想ではこのあとにいろいろ画期的な新解釈とかが続くはずだったんだけど、結局役者評=キャラクター分析だけ、それも途中で終わってますが、『ツイン・ピークス』を初めて見たときの私の率直な気持ちが伝わると思います。

あと、なにぶん大昔の日記ですので若書きはご容赦ください。って、別に今の方が老成したわけでもない、っていうか今の方がガチでガキっぽいのが恥ずかしいけど。あとここに出てくるネタその他、四半世紀前の話だってことをお忘れなく。(当時は写真なんて付いてなかったので、写真のキャプションは今書いてます)
インターネットもない時代に、解説本とかも読まずにすべて自分で見た感想として書いてます。もし認識に間違いがあったらごめんなさい。今回はあまり手を加えない方針だけど、すべて英語だった固有名詞を日本語に直したのと、あと現在の付記は青字で書いてます。

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【映画評】デヴィッド・リンチ『ロスト・ハイウェイ』(1997)Lost Highway

♣ いつもながら今さらの作品ですみません。こうなったのにはわけがありまして‥‥
♠ ゲーム『キューブ・エスケープ』でも書いたように、私は『イレイザーヘッド』でデビューしたときからデヴィッド・リンチの超・超・超・大ファンだったんだが、そのわりに『ツイン・ピークス』以後の作品は見てないんだよね。
♣ 飽きた?
♠ 別に飽きたわけじゃないが、ちょっとお休みをもらった感じ。だいたい私は夢中になるものが多すぎて一度にあれもこれもは物理的に無理だし。そもそも『イレイザーヘッド』と『ツイン・ピークス』が好きすぎて、リンチの他の作品はわりとバカにしてたし。
♣ 『ツイン・ピークス』に狂いすぎて、臨界点を超えちゃったような気もするね。

♠ ところが、その『ツイン・ピークス』が25年ぶりに大復活!!! マジか!? あの予言は現実だったのか!?
♣ と興奮しまくっているところなんですが、例によってもったいぶって、旧作『ロスト・ハイウェイ』のリビューをやってみようかと。
♠ だってこれ書かないと新シリーズ見せてくれないって言うから。もうすでに最初の5話は録画してあるのに。
♣ うそうそ。実は『ツイン・ピークス』を予約しようと番組表を見てたらこれがあって、そういえばリビュー書いてないなと思ったから録っただけ。だいたいそれを言うなら、その前に、未完のまま終わってる『ツイン・ピークス』第1、第2シーズンのリビューを完成させなくちゃ。
♠ すごいいっぱい書いたのに、書くことがありすぎて中断したまんまなんだよね。
♣ 実を言うと期待が大きすぎて怖いから、これでも見てちょっとガス抜きをしようと思っただけ。
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★【映画評】ロドリゲス&タランティーノ特集その3 クエンティン・タランティーノ 『デス・プルーフ in グラインドハウス』(2007) Death Proof

♥ というわけで、いよいよ真打ちの登場。元はといえばこれが書きたくてロドリゲスは刺身のつま!
♦ なに興奮してんだか知らないけどクズ映画に変わりはないでしょう?
♣ これは意図的にクズ映画を作ろうという試みなんで、それは褒め言葉にしかならないよ。
♠ その意味、ロドリゲスはやっぱりあまりわかってなかったな。『プラネット・テラー』は下品ではあるけれど、ここまで最低じゃないし、だいたいお金もかかってたしおもしろすぎた。グラインドハウスをうたうなら、死ぬほど退屈で、安っぽくて、クソつまんなくなくちゃ。

ロドリゲス&タランティーノ特集もくじ

その1 ロバート・ロドリゲス/フランク・ミラー 『シン・シティ 復讐の女神』(2014)
その2 ロバート・ロドリゲス 『プラネット・テラー in グラインドハウス』 (2007)
その3 クエンティン・タランティーノ 『デス・プルーフ in グラインドハウス』(2007)

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【映画評】ロドリゲス&タランティーノ特集その2 ロバート・ロドリゲス 『プラネット・テラー in グラインドハウス』 (2007)Planet Terror

 

レトロ感あふれるポスター

♦ いちおう最初に解題をば。これはグラインドハウスに対するタランティーノのオマージュで、現代にグラインドハウスを甦らせようという企画
♠ グラインドハウスというのは70年代ごろのアメリカのB級映画二本立て上映館のことらしいが、もちろん私はそんなもん知らんし見たこともない。
♣ 『バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所』で書いたイタリアのジャッロ映画みたいなやつじゃないの?
♦ もちろんジャッロも上映したかもしれないけど、これはあくまで映画館のタイプで、そういう流派があるとかいうんじゃないよ。単に低予算の俗悪映画というだけ。
♥ タランティーノやロドリゲスの映画って他のも全部そうじゃないの?
♦ それに舎弟のロドリゲスが乗って、二人で一本ずつ撮ることに。だから本来は二本でセットだったんだけど、日本を含めた海外では単独の映画として別々に公開された。

ロドリゲス&タランティーノ特集もくじ

その1 ロバート・ロドリゲス/フランク・ミラー 『シン・シティ 復讐の女神』(2014)
その2 ロバート・ロドリゲス 『プラネット・テラー in グラインドハウス』 (2007)
その3 クエンティン・タランティーノ 『デス・プルーフ in グラインドハウス』(2007)

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【映画評】ロドリゲス&タランティーノ特集その1 ロバート・ロドリゲス/フランク・ミラー 『シン・シティ 復讐の女神』(2014)

♠ それが例によって自分が書いたこともすべて忘れてるからさ、(最初の『シン・シティ』のリビューを)読み返してけっこう感動したよ。
♦ どこに?
♠ こちらが音楽好きの50代の女教師ということしか知らない、会ったこともない海外の男友達に、「人の両手両足切り落としてダルマにして犬に食わせたり、『武装解除』とか言って、レイピストのチンポを素手でむしり取ったりする映画」が好きだとバレてたところに。


♠ こういうの見るとおっさんの考え方がよくわかっておもしろいじゃん。
♦ 彼らにとって世の中にはエロくてかわいい若い女しか存在しなくて、そういう女は鬼瓦みたいな顔したデブジジイを見ると「男らしくってステキ!」とすり寄ってきて、それでもって、売春婦やストリッパーはみんな心優しく情に厚い聖女で、戦うとめちゃ強いと。

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★★★【アニメ評】ひぐらしのなく頃に/ひぐらしのなく頃に解 (2006-2007) 第二部

『ひぐらしのなく頃に解』の主要登場人物
後列左から魅音、詩音、圭一、レナ、沙都子、羽入、梨花

こちらはテレビアニメ版第二部に当たる、『ひぐらしのなく頃に解』の主題歌フル・バージョンです。あとで述べるようにこれも良曲なのでBGMにどうぞ。

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