タグ別アーカイブ: リチャード・ケリー

★★【映画評】ヨルゴス・ランティモス『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017)The Killing of a Sacred Deer

ランティモス

これが日本語版予告編なんですが(英語版も同じ)、何もグロとかじゃないし意味不明なだけだけど、人によってはちょっと精神に来る感じなのでいちおう閲覧注意です。見てない人はリビューを読んでからの方がわかるかも。

♠ とか言いながらまた見てしまった。
♣ いや、単にBSでヨルゴス・ランティモスの特集してたから。
♠ とりあえず『ロブスター』はシリアスだったので、こちらはギャグ篇ということで。
♣ これのいったいどこがギャグなんですか!
♠ 映画じゃなくてこのリビューがだよ。

★★【映画評】ヨルゴス・ランティモス『ロブスター』(2015)The Lobster

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★★★【映画評】トンデモ映画劇場 リチャード・ケリー『運命のボタン』 (2009) The Box

「どーでも映画」は私にとって本当にどうでもいい映画のことですが、「トンデモ映画」は一線を越えちゃってる、ある意味すごいかも知れない映画のことです。

♠ なんかまじめに考えるのもバカバカしくなってくるが、要するにスチュワードは金星人(だかなんだか)に操られてて、NASAもNSAもCIAも軍も巻き込まれているところを見ると、アメリカという国全体がスチュワードに操られてて、それで、それだけのすさまじいリソースと権力を行使して、やってることと言えば、一般家庭にボタンの付いた箱を届けて100万ドルあげますというテレビのクイズ番組みたいなことをやってるわけね。
♣ それでその一般人が失敗すると、地球人類が滅亡する(笑)。
♠ まあ、こうやって全貌が明らかになるとそれほど驚かないけどな。UFO信者とか、カルト信者とか、陰謀論者とかが信じてるシナリオって、だいたいそれと似たようなものだもん。

でもそれを劇場映画にした者は未だかつて(ハリウッドメジャーでは)いなかった! というわけで、ある意味、あまりにも勇者過ぎたリチャード・ケリーの問題作です。

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★★【映画評】ドニー・ダーコ(2001)Donnie Darko

donnie-darko-02

【注意】この映画が好きな人(で他の情報とか見てない人)にとっては、ネタバレというレベルじゃなく、おそらく知らなかったほうが良かった、ろくでもない事実が含まれています。

♥ あー、なんだ、こりゃー???
♣ となるのは、いちおう予期してたんですが。
♥ もう時間使いたくないから単刀直入に言っちゃうと、実は監督のリチャード・ケリーの2009年の映画『運命のボタン』を先に見ちゃって、それがあまりに無茶苦茶な映画だったんでかえって興味をそそられて、このデビュー作も変だったという噂に惹かれて見た映画。
♣ でもあらすじ読んだ限りではまっとうなタイムトラベルものに見えたんだけどねえ。

参考

★★★【映画評】トンデモ映画劇場 リチャード・ケリー『運命のボタン』 (2009) The Box

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