タイトル通り、女性観という観点からオリジナル『ブレードランナー』との30年の差を考えたリビュー、ほかに「ぷっつん女優」ショーン・ヤングの奇行を振り返ったり、ディック映画を総括したり、けっこう中身が充実しているので★★にしたけど、私はこの映画嫌いです。
というわけで、『エイリアン: コヴェナント』と並ぶもう一本のなつかしのリドリー・スコット・フィルムの続編がこの『ブレードランナー 2049』。ただしリドリーはここでは制作にまわっていて、監督はしていない。
『ブレードランナー』は私にとってはある意味『エイリアン』以上に思い入れ深い作品。というのも、『エイリアン』はリドリー・スコットのオリジナルだが、『ブレードランナー』は「私を作った作家」のひとり、P・K・ディック原作というわけで、まさに私の映画だから。
もっとも当時はH・R・ギーガーにも狂っていたから、そのギーガーが参加した『エイリアン』も同じぐらい大事な映画だったし、そもそもどっちもSFだったし、その両方を監督したリドリー・スコットもまた、かつての私の神々のひとりだった。
コメントを投稿するにはログインしてください。